名鉄が2024年春に運賃値上げへ…平均10%程度の値上げ 初乗りは180円に

2019年に3300系の後継通勤車として登場した9500系。2023年度は4両編成3本が増備される。一方の9100系は2両編成3本が増備される。
2019年に3300系の後継通勤車として登場した9500系。2023年度は4両編成3本が増備される。一方の9100系は2両編成3本が増備される。全 3 枚

名古屋鉄道(名鉄)は3月27日に発表した2023年度の設備投資計画で、運賃改定を2024年春頃に実施することを明らかにした。

テレワークなどの進展により、輸送需要がコロナ禍前に戻らない前提で、安全・安定輸送への投資を引続き実施することなどを理由としたもので、今後は申請へ向けた準備を進めるとしている。

平均改定率は10%程度を想定しており、初乗り運賃は10円アップの180円となる見込みだが、通学定期運賃は家計負担を考慮して据え置くとしている。

このほか設備投資計画としては、通勤型の9500系や9100系の増備、踏切検知システムの向上、金山駅の大規模リニューアルなどを挙げている。

踏切道の検知システム向上を図るため、踏切障害物検知装置の更新や踏切監視システムの導入拡大が図られるとともに、AI 画像解析装置も導入される。左はその導入イメージ、右はAI画像解析装置による物体検知イメージ。踏切道の検知システム向上を図るため、踏切障害物検知装置の更新や踏切監視システムの導入拡大が図られるとともに、AI 画像解析装置も導入される。左はその導入イメージ、右はAI画像解析装置による物体検知イメージ。
金山駅の大規模リニューアルでは、中央改札口付近に中部国際空港の到着予定時刻や特別車の空席情報などを表示する案内表示器が設置される。金山駅の大規模リニューアルでは、中央改札口付近に中部国際空港の到着予定時刻や特別車の空席情報などを表示する案内表示器が設置される。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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