プロサングエ試乗や50周年を迎えた365GT4/BBなど、濃密なフェラーリの世界

『SCUDERIA 140』
『SCUDERIA 140』全 7 枚

『スクーデリア No.140』
発行:ネコ・パブリッシング
定価:2980円
ISBN978-4-7770-2702-6

【画像全7枚】

日本唯一のフェラーリ専門誌、『スクーデリアNo. 140』が発行された。市販車デビュー50周年を迎えたフェラーリ『365GT4/BB』を特集するほか、『プロサングエ』の初試乗記など濃密なフェラーリの世界が展開されている。

『SCUDERIA 140』『SCUDERIA 140』

365GT4/BBをテーマとした理由について担当編集者は、「BB全体ではなく365だけの特集というのは、意外と珍しい。前半はビジュアルがメインで、後半は太田哲也氏による現在と25年前の試乗記の再収録が組み合わされている」という。因みに、再収録された記事は、「例の大事故が起きた直前の取材で、今回の打ち合わせ時は試乗の記憶がなかったそう。しかし今回試乗しているうちに、段々と当時を思い出したとのことだった」とエピソードを披露してくれた。

また、プロサングエ・デビューを記念し、イタリアはモデナにあるムゼオ・エンツォ・フェラーリにて企画展、“ゲームチェンジャーズ”が開催されている。そこには『408 4RM』も展示されており、昨年鬼籍に入られたマウロ・フォルギエーリがフェラーリ・エンジニアリング在籍最後の作品として知られている。このフェラーリ初のAWDロードカーコンセプトモデルに関して、フォルギエーリのインタビューを交えながら収録されているのは貴重だ。

『SCUDERIA 140』『SCUDERIA 140』

そのほか『ローマスパイダー』の第一報のほか、世界的シェフにしてフェラリスタであるマッシモ・ボットゥーラ氏のインタビューなども掲載されている。

『SCUDERIA 140』『SCUDERIA 140』

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  2. ミズノ、カーボン技術活用の新フットギア「MOBILARIA β」発表…ジャパンモビリティショー2025
  3. コンセプトカーはいっさいナシ!前回とは180度違う、日産の展示から見えた「リアルへの追求」とは…ジャパンモビリティショー2025
  4. 三菱『デリカミニ』新型を発売、受注は1万台超え…「DELIMARU Package」を7割が選択
  5. 三菱自動車、『eKスペース』新型を発売…受注は標準グレードに集中で93%
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る