ロイヤルエンフィールドはカスタム熱を刺激する、公式初のビルダーコラボ「改」に込めた思い…東京モーターサイクルショー2023

ロイヤルエンフィールド改(東京モーターサイクルショー2023)
ロイヤルエンフィールド改(東京モーターサイクルショー2023)全 20 枚

現存する世界最古のバイクブランド、ロイヤルエンフィールドは2021年に日本初のショールームをオープンしたのを皮切りに積極的な展開を続ける。日本市場へのコミットのひとつの形とも言えるのが、今回の東京モーターサイクルショー2023で展示されたカスタムバイク『ロイヤルエンフィールド改』だ。

ロイヤルエンフィールド改はブランドとして初めて日本拠点のカスタムバイクビルダーとのコラボにより生まれたモデルで、日本発でグローバル発表となったモデルでもある。

カフェレーサースタイルと、排気量648cc空冷4ストローク並列2気筒エンジンを採用した『コンチネンタルGT650』をベースに、名古屋市を拠点とするカスタムファクトリー「AN-BUカスタムモータース」の藤田浩一代表が製作。1970年代から1980年代にかけて耐久レースなどで活躍したレーシングマシンが持つ、スピード感あふれるスタイルにカスタムしている。

ロイヤルエンフィールド改(東京モーターサイクルショー2023)ロイヤルエンフィールド改(東京モーターサイクルショー2023)

アルミ鋼鈑から叩き出して成型したフューエルタンクは細く長く、どの角度から見ても美しいラインで構成。ステアリングヘッド周りや、エンジンマウントを含むフレームのダウンチューブ、スイングアームのピボットポイント周りはスタンダード・フレームを流用。フロントフォークはKAYABA製で、1980年代のレーシングマシンに多く採用されていた38mm径を選択。三つ叉は、KAYABA製フロントフォークに合わせて設計するとともに、藤田氏がイメージするスポーツライディングを実現するためにフォークピッチやフォークオフセットも専用設計するなど、こだわりが詰め込まれている。

ロイヤルエンフィールドのアジア太平洋市場担当事業責任者のアヌージ・ドゥア氏は、日本におけるカスタムバイクの可能性についてこう語る。

「世界中のカスタムバイクビルダーとプロジェクトを展開した我々から見ても、日本には優れたカスタムバイクと、それを製作する才能豊かなカスタムバイクビルダーが多数存在する魅力的な国です。今回AN-BUの藤田氏が製作した『Royal Enfield-改』もそのひとつであり、それによってロイヤルエンフィールドのプロダクトが、カスタムバイクビルダーに対してクリエイティビティとイノベーションを与えていると確信しました」

「またバイクに情熱を傾ける日本中のライダーたちによって、カスタムバイクを中心としたコミュニティが広がっていることも実感しました。シンプルな構造によって純粋にライディングを楽しむことができるロイヤルエンフィールドの各モデルは、そのコミュニティやカスタムバイクビルダーたちにとって、創造力を刺激する最適な素材であると考えています」

《宮崎壮人》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  2. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  3. アルファロメオの新型コンパクトSUV『ジュニア』日本発売、ハイブリッド車が420万円から
  4. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
  5. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る