ポールスターのEVセダン『2』に改良新型、航続拡大…上海モーターショー2023出展へ

「シングルモーター」グレードは駆動方式を前輪駆動から後輪駆動に変更

1回の充電での航続は84km延びて最大635kmに

新デザインのフロントマスク

ポールスター 2 改良新型
ポールスター 2 改良新型全 10 枚

ボルボカーズ傘下のポールスターは4月11日、ブランド初のEVセダン『ポールスター2』(Polestar 2)の改良新型を4月18日、中国で開幕する上海モーターショー2023に出展すると発表した。

写真:ポールスター 2 改良新型

◆「シングルモーター」グレードは駆動方式を前輪駆動から後輪駆動に変更

改良新型の「シングルモーター」グレードは、駆動方式を従来の前輪駆動から後輪駆動に変更した。リアアクスルには、新開発の永久磁石モーターを搭載し、炭化ケイ素インバーターと組み合わせる。新しいモーターの最大出力は299hp、最大トルクは50kgmだ。従来の最大出力231hp、最大トルク33.7kgmに対して、パワーは68hp、トルクは16.3kgm引き上げられた。これにより、0~100km/h加速は1.2 秒短縮され、6.2秒としている。

「デュアルモーター」グレードは、EVパワートレインのセットアップが見直され、運転の楽しさとパフォーマンスを向上させる後輪駆動が基本の電動AWDシステムを採用した。新開発のリアモーターは、フロントの新しい非同期モーターとの組み合わせで、システム全体で421hpのパワーと、75.5kgmのトルクを引き出す。従来の408hp、67.3kgmに対して、パワーは13hp、トルクは8.2kgm引き上げられた。これにより、トラクションが向上し、パフォーマンスが高められているという。0~100km/h加速は4.5秒で駆け抜ける。低負荷走行時には、フロントのモーターを休止することができるようになった。ドライバーがより多くのパワーを必要とした場合、フロントのモーターは即座に再始動する。

デュアルモーターグレードの「ロングレンジ」仕様には、パフォーマンスパック装着車を設定する。2個のモーターは、最大出力が476hpに強化された。0~100km/h加速は、従来の4.4秒から4.2秒に短縮されている。

◆1回の充電での航続は84km延びて最大635kmに

バッテリーもアップデートを受けた。「スタンダードレンジ」仕様のバッテリーは、24個のモジュールで69kWhの蓄電容量を備える。ロングレンジ仕様は、27個のモジュールで蓄電容量は82kWhとしている。

改良されたバッテリーは、充電性能も引き上げられた。急速充電では、長時間にわたって、最大出力205kWでのDC充電を可能にしている。改良されたバッテリーと、より強力なモーターによって、航続の拡大も図られた。デュアルモーターグレードのロングレンジ仕様では、航続は従来よりも105km延びて、最大592km(WLTPサイクル)とした。

シングルモーターグレードのスタンダードレンジ仕様は、航続が40km増加して、最大518km (WLTPサイクル)に。シングルモーターグレードのロングレンジ仕様は、航続が84km延びて、最大635km (WLTPサイクル)に到達している。

◆新デザインのフロントマスク

ポールスター 2 改良新型ポールスター 2 改良新型

改良新型では、フロントマスクを変更した。ブランド初の電動SUV『ポールスター3』と同様、フロントグリルはカバーで覆われる。このカバー部分は「SmartZone」と呼ばれ、カメラやレーダーなどが組み込まれる。

「パフォーマンスパック」の20インチ鍛造アルミホイールは、スポーティな新デザインとした。これは、ポールスター3のアルミホイールのデザインに、見た目のイメージを合わせるのが狙いだ。

安全面では、ステアリング操作をサポートする「ブラインドスポット・インフォメーション・システム(BLIS)」、ブレーキ操作をサポートする「クロス・トラフィック・アラート」、後方衝突警告や360度サラウンドビューカメラ、自動防眩ドアミラーなどを標準装備した。ワイヤレス電話充電器も、すべてのモデルに標準装備されている。

《森脇稔》

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