[カーオーディオ DIY]音響を最高に! パワードサブウーファーの取り付け法とは?

「パワードサブウーファー」の一例(カロッツェリア・TS-WX400DA)。
「パワードサブウーファー」の一例(カロッツェリア・TS-WX400DA)。全 1 枚

愛車のメンテやプチカスタムをDIYにて楽しむドライバーが増えつつある。当連載ではそのような方々に向けて、カーオーディオアイテムの取り付け方のコツを解説している。今回からは「パワードサブウーファー」のインストールの“勘どころ”を説明していく。

最初に、「パワードサブウーファー」とは何なのかを簡単に説明しておこう。これは、低音再生用のスピーカーユニットと、それを取り付けるためのボックス、そしてそれを駆動するためのパワーアンプが一体化したユニットだ。クルマの中では実は、超低音をスムーズに再生するのが難しい。なぜなら、ドアに取り付けられるスピーカーは大きくても17cmクラスであり、そのサイズでは物理的に超低音までをスムーズに再生し難いからだ。さらにいうと、クルマは走行することでロードノイズが発生するが、これは主に低周波であるため音楽の低音に覆い被さり低音を聴こえにくくする「マスキング現象」を引き起こす。

しかし「サブウーファー」を導入すれば、超低音まで比較的にスムーズに再生できるようになり、ロードノイズに低音がかき消されにくくなる。そして中でも「パワードサブウーファー」なら、導入のハードルが低い。ゆえにこれをDIYにて取り付けようとするドライバーも少なくない、というわけだ。

さて、「パワードサブウーファー」の取り付けにおいては、行うべき作業が主に3つある。「信号配線」、「電源配線」、「本体の固定」、これらだ。

ということでまずは、「信号配線」の作業におけるポイントから解説していく。なお当作業は、使用しているメインユニットのタイプによってやり方が変わってくる。やり方が変わるポイントとなるのは、メインユニットに「サブウーファー出力」が備わっているか否かだ。これが備わっていると作業は比較的に楽だ。メインユニットと「パワードサブウーファー」とを「ラインケーブル」にて繋げば良いからだ。

ただし、「サブウーファー出力」の端子は普通、メインユニットの裏側に付いているので、そこにアクセスする必要がある。つまりメインユニットを交換するスキル、要するに周辺パネルを取り外すスキルが必要となる。

その作業のやり方は以下のとおりだ。まずは愛車のメインユニット周りのパネルがどのように固定されているのかを把握しよう。なおメインユニット周りのパネルは、周囲のパネルと関連している場合も少なくない。そうであったら周辺パネルから外すことになるケースも多くなる。また、「隠しネジ」が使われていることもある。そうであったらまずはそれを外そう。その上で「内張り外し」等の工具を使ってパネルを浮かせるようにして外していこう。

今回はここまでさせていただく。次回はこれに続く説明をしていく。乞うご期待。

《太田祥三》

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