ボルボカーズが戦略的投資、ドライバーの異常を検出する技術に…衝突しない未来を目指す

ボルボ C40 リチャージ(参考)
ボルボ C40 リチャージ(参考)全 1 枚

ボルボカーズ(Volvo Cars)は4月24日、イスラエルのディープテック脳モニタリングAIスタートアップ「CorrActions」社に戦略的投資を行うと発表した。脳の認知状況の悪化をモニタリングする技術を開発し、ドライバーをより深く理解することを目指す。

CorrActions社が開発したAI搭載ソフトウェアは、脳の活動を反映する微小な筋肉の動きから、ドライバーや乗員の認知状態の異常を検出する。例えば、ステアリングホイールなどのセンサーを利用することで、微小な筋肉の動きが、ドライバーの注意散漫、酩酊、過度に疲れているなど、さまざまな認知症状のヒントになるという。

ボルボカーズは、コーポレートベンチャーキャピタル部門のボルボカーズ・テックファンドを通じて、CorrActions社のソフトウェアをテストした後、今回の資金調達を主導した。ボルボカーズによると、CorrActions社の技術は、将来の安全システムを補完するものであり、その結果CorrActions社に資本参加し、その技術のさらなる開発と商業化を支援することを決めたという。

ボルボカーズは、自動車が衝突しない未来を目指している。そのために、ドライバーの心理状態を理解することが重要、と位置づける。CorrActions社が開発したテクノロジーは、ボルボカーズのエンジニアにとって非常に興味深いという。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ『スーパーEV』世界初公開へ、小型EVで「運転の楽しさ」提案
  2. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  3. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  4. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  5. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る