レゾナックは、独自技術を用いた射出発泡成形品がレクサス初のBEV(バッテリー電気自動車)専用モデル『RZ』に採用されたと発表した。
レゾナックの射出発泡成形品は、バックドアに取り付ける樹脂部品(バックドアガーニッシュ)などに採用。同製品を使用することで、従来の樹脂部品と比較し30%以上の軽量化を実現した。
従来の射出発泡成形技術は、外観や耐久性等にて自動車部品としての要求性能に課題があったが、同社は材料、成形、金型技術を最適化することにより、2016年に世界で初めて外装部品に、本技術を量産レベルで適用した。また、成形材料は当初、PP(ポリプロピレン)だけだったが、剛性、表面硬度、低温衝撃性等に優れるABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)樹脂にも同社技術を適用することに成功。より多くの部位で本技術を用いた軽量化ができるようになった。