最新テクノロジー搭載で生産性・安全性向上、次世代ホイールローダ Cat 950/962発売

Cat 950 ホイールローダ
Cat 950 ホイールローダ全 3 枚

キャタピラージャパンは、最新テクノロジーを多数搭載する次世代ホイールローダ『Cat 950/962』を4月25日より発売した。

[写真:Cat 962 ホイールローダ]

Cat 950/962は実績のあるMシリーズ『950M/962M』をベースに開発した次世代ホイールローダ。エンジンオイルやエンジンオイルフィルタの交換間隔を500時間から1000時間に、作動油を3000時間から6000時間に延長し、最大30%のメンテナンスコスト削減を実現している。また、リモートフラッシュとリモートトラブルシュートの機能を搭載。遠隔でソフトウェアの更新やマシンの状況を把握し、万が一のトラブルにも迅速に対応できる。

標準装備のCatペイロードは作業を止めることなく正確に積荷の重さを計量できるほか、チップオフ機能を利用すれば、リアルタイムに積載量を確認可能。再計量することなく効率的な積込み作業ができ、過積載防止や過少積載による生産性低下を防ぐ。新開発のCatアドバンスドペイロード(オプション)は車体にIMUセンサ、バケットチルトの圧力センサを追加し、より高精度な計量を実現。目標重量に合わせて最後のバケット積込み量を自動調整するチップオフアシスト機能が利用できる。また、アプリケーションプロファイル機能では、オペレータがボタンを押すだけで、カスタマイズされた機械設定へ瞬時に切り替え。最適設定を選択することで生産性の向上や燃費削減に貢献する。

また、オペレータを支援するオートセットタイヤオートディグ機能を標準装備する。掘削時にフロントタイヤがスリップしないように適切な作業機操作を促し、タイヤスリップと掘削時間を削減するとともに、バケット積載量も増加。タイヤ寿命の延長、燃料消費量の削減、最大10%の生産性向上を可能にする。

安全面では標準装備の高解像度リアビュー カメラにより、車両後方の視認性が向上。カメラ映像にはガイド線機能があり、車両進行方向や垂直・水平が把握しやすくなった。さらに後方障害物検知機能や360度カメラシステムもオプションで用意。マシン周辺の危険を察知し、より安全な作業を可能にする。また、地上からのドアの開放を可能にする「リモートドア開放スイッチ」を装備。階段を昇りながらドアを開ける必要がなくなり、キャブアクセス時の転落事故を防ぐ。

標準販売価格(販売標準仕様、港裸渡し、税別)はCat950が4405万5500円、Cat962が4626万2400円。

《纐纈敏也@DAYS》

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