ディフェンダーの3列仕様「130」が500馬力V8スーパーチャージャーを搭載…欧州仕様

0-100km/h 加速は5.7秒

ステルスな美しさを表現したエクステリア

最上位グレードらしい充実した装備

ランドローバー・ディフェンダー 130 V8
ランドローバー・ディフェンダー 130 V8全 2 枚

ランドローバーは4月26日、SUVの『ディフェンダー』(Land Rover Defender)のロングボディ「130」に、V8スーパーチャージャーエンジン搭載車「ディフェンダー130 V8」を欧州で設定すると発表した。

◆0-100km/h 加速は5.7秒

ディフェンダー130 V8は、1970年代のオリジナルの「ステージ I V8」、1990年代の北米向けモデル、そして2012~2016年に生産された『ディフェンダーワークスV8』と、数十年にわたるランドローバーV8の伝統に基づくモデルだ。現行ディフェンダーのV8は、これまで3ドアの「90」と5ドアの「110」に用意されていたが、今回欧州で、3列シートで最大8名乗りが可能なロングボディの130にも、初めて搭載されている。

5.0リットルV型8気筒ガソリンスーパーチャージャーエンジンは、130の場合、最大出力500ps、最大トルク62.2kgmを発生する。90と110の最大出力525ps、最大トルク63.7kgmに対して、パワーは25ps、トルクは1.5kgm抑えられた。トランスミッションは8速ATを組み合わせる。

パワーは抑えられているが、0~100km/h加速は5.7秒で駆け抜ける。ショートボディの90の場合、0~100km/h 加速は5.2秒、最高速は240km/hの性能を発揮する。

ランドローバー・ディフェンダー 130 V8ランドローバー・ディフェンダー 130 V8

◆ステルスな美しさを表現したエクステリア

ディフェンダー130 V8のエクステリアは、ステルスな美しさを表現している、と自負する。ボディカラーは、カルパチアングレーとサントリーニブラックの2色が用意された。

V8のみの専用装備には、クワッドアウトボードマウントエグゾースト、ブラックコントラストルーフ付きスライディングパノラミックルーフ、V8エンブレム、マトリクスLEDヘッドライトとデイタイムランニングライト、ダークテールライト、プライバシーガラス、22インチのサテンダークグレーアルミホイールなどがある。

◆最上位グレードらしい充実した装備

インテリアでは、エボニーのウィンザーレザーと「ダイナミカ」と呼ばれるスエードクロス、ロバステックファブリックで仕上げられた14ウェイヒーター&クーラー付き電動ドライバーメモリーシートを装備した。さらに、ヒーター付きステアリングホイール、エボニーモルツィーネのヘッドライニング、サテンブラックのクロスカービームが採用されている。

また、ディフェンダー130 V8には、メリディアンサウンドシステム、ヘッドアップディスプレイ、インタラクティブドライバーディスプレイ、キャビンエアピュリフィケーションプラスが付く。4ゾーンクライメートコントロール、3列目シートヒーター、2列目クライメートシートも装備している。

「Pivi Pro」インフォテインメントには、11.4インチのガラス製タッチスクリーンが搭載された。無線通信によるアップデートによって、常に最新の状態に維持される。ワイヤレスのApple「CarPlay」とグーグル「Android Auto」を標準装備した。さらに、「What3words」テクノロジーを搭載し、正確な目的地検索を可能にした。ワイヤレス充電によって、各種デバイスを高速で充電できる。アマゾン(Amazon)の音声アシスト「アレクサ(Alexa)」は、車両の主要機能を直感的にコントロールすることができる、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 軽自動車よりも小さい! 15歳から運転できるオペル、約132万円から販売
  2. 王者アルファードを超えるか? メルセデスベンツの次世代高級ミニバンに熱視線!「車の域を超えてる」
  3. 【スズキ ジムニーシエラ 新型試乗】「ノマド」にも期待が高まる、実に楽しいクルマ…島崎七生人
  4. トヨタの新型『RAV4』、SNSでの注目は「GRスポーツ一択」 ファンの気掛かりは…
  5. 新たな高級車ブランド誕生に熱視線!BMWベースの斬新デザインに「これはカッコいい」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. シェフラーがヴィテスコ合併後初の出展、ポートフォリオ拡大と顧客対応力をアピール…人とくるまのテクノロジー展2025
  4. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
  5. 大日本印刷がカーシェア事業に参入、琉球日産と提携しマンション向けに
ランキングをもっと見る