旧車乗りはエンジンオイルにこだわる、3割以上が自分で交換

トヨタ スプリンタートレノ 1.6 GTV(1986年)
トヨタ スプリンタートレノ 1.6 GTV(1986年)全 4 枚

旧車買取サービス「旧車王」を運営するカレント自動車は、旧車のエンジンオイルに関するアンケートを実施。旧車乗りの3割以上が自分でオイル交換をしていることが明らかになった。

エンジンオイルはホームセンターやガソリンスタンドなどで手軽に入手できる身近なカーメンテナンスのひとつ。血液に例えられるほどクルマにとって重要な消耗品であり、特に現代のクルマより加工精度の高くない旧車ではその選び方は重要だ。そこで旧車王では旧車乗りがどのようにエンジンオイルを選んでいるか、またどの程度の頻度で交換しているかなどを調査した。

まず、どこで交換するかを聞いてみたところ、60.0%が「ショップでやる」と回答した。自分でオイル交換をするとなると、作業スペースの確保やオイルジョッキ、オイルパンなどの道具も必要。廃油の処理に困るといった声もある。ショップに作業を依頼することで、こうした手間が省けるメリットがある。一方「自分でやる」との回答は32.0%。愛車のメンテナンスは自分でやりたいと考える人も多く、手軽にできるエンジンオイル交換から車いじりを始める人もいるようだ。「その他」の回答には、「ディーラーとカーショップを交代でやっている」「ガソリンスタンド」などがあった。

次にエンジンオイルを選ぶ基準について聞いてみたところ、最も多かった回答が「粘度」で40.7%。エンジンオイルは低粘度から高粘度まで段階があり、数字が大きいほど粘度が高く(粘りが強く)気密性が高くなる。使用環境やエンジンの状態に合わせて選ぶ人が多いようだ。次に多かったのは「メーカー推奨品」で26.0%。エンジンオイルの選び方に迷ってしまう人もメーカー推奨品なら安心して使用できるようだ。「その他」の回答には、「普段の乗り方に合わせる」や「主治医にお任せしている」、「車購入先の指定オイル」などがあった。

最後にエンジンオイルの交換頻度について聞いてみると、「走行距離に応じて」との回答が53.3%で最も多かった。次に多かった回答は「期間に応じて」で26.7%という結果だった。エンジンオイルの交換頻度は走行距離または期間に応じてが多く、6か月から12か月程度を推奨しているところが多い。走行距離ではなく期間で決めておくと、エンジンオイルの交換を忘れずに行えるメリットがある。3位は「12か月点検や車検時」で12.7%。整備や車検の際にまとめてお願いすることで費用を抑えられ、手間を省くことができる。その他の回答には「走行距離又は自分が決めた交換期限の早い方」があった。

《纐纈敏也@DAYS》

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