乗り換えた車が静かだった!…ボルボ XC60 前編[カーオーディオ ニューカマー]

乗り換えた車が静かだった!…ボルボ XC60 前編[カーオーディオ ニューカマー]
乗り換えた車が静かだった!…ボルボ XC60 前編[カーオーディオ ニューカマー]全 9 枚

クルマをボルボ『XC60』に乗り換えた際に、その静粛性の高さからカーオーディオのグレードアップに目ざめたオーナーの山本さん。オプションのオーディオではもの足りなくなり福岡県のエモーションを訪れてクラシックを高音質に再生するシステムをオーダーする。

◆静粛性の高いボルボXC60に乗り始め
オーディオの高音質化に強く惹かれる

以前は国産車の高級セダンに乗っていたが、車内の静粛性がそれほど高くなかったのもあり移動の手段として使う程度だった。しかしボルボXC60に乗り換えると車内の静粛性一気に高まったのに驚く。

「この静かさなら車内でオーディオをゆったりと楽しむことができると感じたんです」

それからは車内でのオーディオ環境のグレードアップにも気を配るようになったオーナー。もともとオーディオ好きだったのもあり車両購入時にはメーカーオプションのオーディオを選んではいたが、別のメーカーオプションのオーディオシステムが試してみたくなって、同じXC60に乗り換えるほどの入れ込みようだった。

こうしてカーオーディオ熱が一気に加速した山本さんだが、もともとはホームオーディオ好きでオーディオには長く親しむベテランだった。自宅でもお気に入りのシステムでクラシックを聴くのが大好きだという。そんなバックボーンを持つオーナーなので、徐々にメーカーがオプション設定するオーディオで満足できなくなっていく。

「オプションのオーディオを楽しんでいたんですが、もっと高音質にしたいと思っていたんです。しかしカーオーディオの知識はあまり無いのでどうしたものかと思っていました。そこでインターネットで福岡にあるカーオーディオのプロショップを検索してみたんです。そこで見つけ出したのがエモーションでした」

車内の静粛性が高いボルボXC60に乗り換えてから一気にカーオーディオへの興味を強くした山本さん。高音質化のアドバイスを求めてカーオーディオ専門店を探し、ついにはエモーションにたどり着くことになる。早速ショップを訪れてシステムアップの相談をすることにした。

◆来店してすぐにショップに対する信頼を感じ
システムからユニットまでをお任せでオーダー

先にも紹介した通りホームオーディオには精通している山本さんだったが、カーオーディオの知識はほとんど持ち合わせていなかった。何からはじめれば良いのか、どんなブランドがあるのかもわからず、すべてをイチから始めるショップ訪問となった。

「エモーションに行ったときには細かなことはわからなかったので、“良い音にして欲しい”とだけシンプルにリクエストしました。自宅のホームオーディオで聴いている音楽をクルマの中でも高音質で聴きたいというのが願いだったんです」

ショップではしばしオーディオの話などをすると徐々にショップスタッフとの信頼感が生まれてきたという。

「話し始めて最初の印象から良かったんです。エモーションの橋本さんはていねいに説明してくれて信頼が置けると感じました。最終的には取り付けてみて音を出さないとどんなサウンドになるかわからないと思っていたのですが、信頼できるスタッフとショップだと感じたのでお任せすることにしました。最後は予算だけで決めて進めてもらうことにしたんです」

一方でショップからのリサーチもいくつかあった。ひとつがよく聴く曲、さらに再生環境で使いやすいメディアなどについては実際の使用状況を想定しての軽い打ち合わせだった。

「よく聴くのはクラシックです。交響曲から声楽まで幅広く聴きます。まずはそんな話をしました。またCDをたくさん持っているので、これを車内でも活用したいと伝えました。パソコンを使った音楽データの管理はあまり得意じゃないことも話しました。これであとはユニット選びもシステムもお任せでした」

◆ESBの3ウェイスピーカーのチョイスや
CDヘッドユニットのシステム組み入れが決定

「基本的にはお任せでユニット選びやシステム組みをしてもらうことにはしたのですが、それでも、どんなユニットが良いのかの話題になると周波数特性やダイナミックレンジなどが記載されているカタログを見せてもらったり、スペックの違いについても説明を受けました。しかし、それらのスペックの違いが車内の音にどのように反映されるのかはすぐにはピンと来ませんでした。そこで、やはり当初の予定通りお任せでお願いすることにしたんです」

そうして最終的にフロントスピーカーに決まったのがESBだった。ツイーター(8.028)、ミッドレンジ(8.075)、ミッドバス(8.165)のフロント3ウェイを構築することに決まる。ブランドもグレードについてもそれほどこだわりが無かった山本さんだったがその後の試聴では結果的に納得のセレクトになったようだ。

さらに山本さんのリクエストでもあったCDの活用という面では、ヘッドユニットにCDヘッドユニットであるカロッツェリアのDEH-P01を取り入れたのが特徴となる。しかも、近年のクルマではDINスペースの空きが無いことから、ダッシュ右サイドのハンドルコラム脇にワンオフでビルトイン取り付けを実施。これもオーナーのお気に入りとなった。

「CDプレイヤーはダッシュの右側に埋め込んでもらったんですが、すごく使いやすくて気に入ってます。たくさんあるCDを存分に車内で楽しめる環境ができたのも嬉しいです」

こうして、プロショップとの相談で狙ったサウンドや望み通りのシステムを作り上げた山本さん。後編ではその出来映えに対する満足度などについてお伝えして行くこととしよう。

土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。

《土田康弘》

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