ボルボ最小電動SUV『EX30』、最新の安全技術を搭載…実車は6月7日発表予定

交通量の多い都市環境における安全性を重視

後方から接近の自転車との衝突を防ぐ「ドア・オープニング・アラート」

1秒間に約13回ドライバーの目や顔の動きを検知

ボルボ EX30 のティザー写真
ボルボ EX30 のティザー写真全 6 枚

ボルボカーズは5月17日、ワールドプレミアを6月7日に行う予定の新型コンパクト電動SUV『EX30』(Volvo EX30)に、最新の安全技術を搭載すると発表した。

写真:ボルボ EX30

◆交通量の多い都市環境における安全性を重視

車名の「EX」は、ボルボカーズの新世代電動SUVに付されるネーミングだ。すでに最上位モデルとして、『EX90』が発表されている。ボルボカーズはSUVの「XC」シリーズ(『XC40』、『XC60』、『XC90』)同様、電動SUVのEXシリーズのラインナップも拡大していく。

EX30は、ボルボ史上、最も小さなSUVだ。96年にわたる安全分野におけるボルボのリーダーシップとイノベーションにより、大きな安全性を備える、と自負する。中でも、交通量の多い都市環境における安全性が、重視されている。

例えば、交通量の多い市街地では、車両のドアが不意に開いて、後方から接近してくる自転車と接触することが、自転車事故の大きな要因となっている。この種の事故は、都市によっては報告される自転車事故の5分の1にも及ぶ。英国の「Cycling UK」によると、英国だけでも毎年平均60人が車両のドアとの衝突によって、死亡または重症を負っているという。

◆後方から接近の自転車との衝突を防ぐ「ドア・オープニング・アラート」

このような事故を減らすために、ボルボEX30は「ドア・オープニング・アラート」を装備する。これは、通行中の自転車や他の交通利用者の前でドアを開けようとすると、映像と音声で乗員に警告するシステムだ。ドア・オープニング・アラートは、ボルボEX30に搭載された安全空間技術のひとつになる。

EX30は、ボルボ独自の安全に関する知識と、実際の事故から得た研究に基づき、衝突時にドライバーと乗員を保護するように設計されている。最先端の乗員拘束技術や、現実の世界でのさまざまなシナリオを想定して設定された安全要件を満たす構造設計によって、EX30はドライバーと乗員を保護する。

衝突時に車内の乗員を守ることは、最重要課題。EX30の構造設計は、セーフティケージ、A、B、Cピラー、屋根を強化している。バッテリーの安全性に関しては、シャシーとセーフティケージに、さまざまな形状の高張力鋼を使用した。これにより、起こりうる衝突からの衝撃を効率的に相殺するという。

◆1秒間に約13回ドライバーの目や顔の動きを検知

ボルボEX30は、運転席の内側にファーサイドエアバッグを装備し、側面衝突時の頭部や胸部の傷害を軽減するよう設計されている。EX30は高いパッシブセーフティ基準とは別に、車内外の人々を守るための新しいアクティブセーフティ機能を持つ先進的な安全装置を導入している。

ボルボEX30の室内には、新開発のドライバーアラートシステムが標準装備された。これは、乗員の体調を検出するシステムだ。ステアリングホイールを握っているかどうかの検知に加え、ステアリングホイールの後ろに設置された強力なアルゴリズムで作動するセンサーが、1秒間に約13回、目や顔の動きを検知する。これにより、EX30は、ドライバー自身では気が付かない不注意や、眠気などを把握することができるという。

市街地では、交差点での事故を回避するための新機能「交差点自動ブレーキ」を採用している。前方を他の車が不意に横切った場合、自動ブレーキシステムで車両を停止させ、衝突の回避や軽減を支援する、としている。

《森脇稔》

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