BMWのオープンカー『Z4』がクーペに、1台限りのシューティングブレーク発表…ヴィラデステ2023

彫刻のようなリアエンドが特長

内装は「ポルトローナ・フラウ」のバイカラーレザー仕上げ

BMWならではの直列6気筒エンジンを搭載

BMW コンセプト・ツーリング・クーペ
BMW コンセプト・ツーリング・クーペ全 10 枚

BMWグループは5月19~21日、イタリアで開催された「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラデステ」において、1台限りのシューティングブレーク(2ドアクーペ)、BMW『コンセプト・ツーリング・クーペ』(BMW Concept Touring Coupe)を初公開した。

◆彫刻のようなリアエンドが特徴

BMW コンセプト・ツーリング・クーペBMW コンセプト・ツーリング・クーペ

オープンスポーツカーの『Z4』のクーペを思わせるコンセプト・ツーリング・クーペのハイライトは、その彫刻のようなリアエンドだ。ルーフの流れるような輪郭から生み出され、リアのサイドパネルとシームレスに融合させたデザインが、アスレチックなショルダー部分を強調している。また、フラットなリアウィンドウと張りを持たせたボディの表面は、コンセプト・ツーリング・クーペのスタンスを強化するものだ。

サイドビューは、シューティングブレークと明確に認識できるようにした。長いボンネット、流線型のルーフ輪郭、力強いリアセクションが特徴的な2ボックスデザインを形成している。BMWが1961年から採用しているリアウィンドウからCピラーにかけての斜めに跳ね上げるライン「ホフマイスター・キンク」や、フレアしたリアホイールアーチが、スポーティかつエレガンスを演出している。

フロントには、シルバーブロンズのアクセントと、縦方向のバーを備えた特別デザインのBMWキドニーグリルを採用した。フロントが20インチ、リアが21インチの専用アルミホイールは、20スポークデザインとした。「スパークリング・ラリオ」と呼ばれるボディカラーは、コンセプト・ツーリング・クーペのために特別に作られた色だ。ブルーガラスのフレークが埋め込まれたグレーブラウンの色調によって、独特の奥行きを感じさせることを狙ったという。

◆内装は「ポルトローナ・フラウ」のバイカラーレザー仕上げ

BMW コンセプト・ツーリング・クーペBMW コンセプト・ツーリング・クーペ

インテリアは、イタリア「ポルトローナ・フラウ」のバイカラーレザー仕上げ。上側には運転の集中力を高めるダークブラウン、下側には快適さと暖かさをもたらすライトサドルブラウンで仕上げている。

シートとスライドバーの編み込みレザーストラップも特長になる。これは、伝統的なクラフトマンシップとモダンなデザインを高いレベルで融合させ、インテリアの職人技を際立たるのが狙いだ。

イタリア・モデナの老舗レザーワークショップ、「スケドーニ」が特別にデザインしたラゲッジセットも、高品質なクラフトマンシップと細部へのこだわりを表現したものだ。カスタムメイドのセットは、大小2つのウィークエンダーバッグとガーメントバッグで構成され、いずれもコンセプト・ツーリング・クーペとコーディネートされている。

◆BMWならではの直列6気筒エンジンを搭載

コンセプト・ツーリング・クーペのパワートレインには、ブランドの特長の直列6気筒エンジンを搭載する。その洗練された性能は、ピュアな「Sheer Driving Pleasure」を実現しているという。

直6エンジンの詳細は公表されていないが、Z4の「M40i」グレードの場合、直噴3.0リットル直列6気筒ガソリンターボエンジンには、「Mパフォーマンス」の手によって、高回転化やさらなるスムーズさを求めて、チューニングが施された。最大出力は340hp/5000~6500rpm、最大トルクは51 kgm/1600~4500rpmを獲得する。0~100km/h加速は、4.5秒の性能を可能にしている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 1回あたり300円、10分で施工できる凄技コーティング、洗車機との相性も抜群『CCウォーターゴールド』が選ばれる理由PR
  2. タイヤブランドGTラジアルよりオールシーズンタイヤ「4シーズンズ」発売
  3. マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
  4. アルファロメオ『ステルヴィオ』後継モデルは、大容量バッテリー搭載で航続700km実現か
  5. 【ホンダ ヴェゼル 改良新型】開発責任者に聞いた、改良に求められた「バリュー」と「世界観」とは
  6. スバルとスカイラインにフィーチャー…第4回アリオ上尾 昭和平成オールドカー展示会
  7. ホンダ ヴェゼル 改良新型、純正アクセサリーで“自分らしさ”を表現する
  8. トヨタが新型BEVの『bZ3C』と『bZ3X』を世界初公開…北京モーターショー2024
  9. ディフェンダー 最強モデル「OCTA」、V8ツインターボ搭載…7月発表へ
  10. 郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
ランキングをもっと見る