SUPER GTなどのモータースポーツからドレスアップ系カスタム、さらには旧車まで幅広く対応する「SSR」のホイール。洗練されたデザインだけでなく、フェイス形状やインセットやカラーなど、好みに合わせて選択できる豊富なメニューで人気を集めているブランドだ。
最新作はスポーティーなデザインで魅せる「REINER」と輸入車をメインターゲットとした「EXECUTOR」という2つのブランドから登場。2台のBMWに合わせてリアルマッチングを行い、足元のドレスアップによる変化をそれぞれレポートしていく。
18 / 19 / 20インチのメッシュデザイン【REINER M10R / M10S】

スタンダードなメッシュデザインでありながら、新たな意匠が盛り込まれたREINER「M10R / M10S」。メッシュ形状のスポークはあえて曲線ではなく、直線基調に設計し、スクエア形状の開口部とすることで、これまでにない新たなメッシュを演出。それに合わせてセンターキャップ周辺もスクエア形状でデザインされ、メッシュ開口部とのシンクロを図っている。

ファスナー部からセンターパートへのメッシュラインの高低差もこのホイールの特徴で、落差のあるコンケイブフェイスは、大きなアクセントのひとつだ。フェイスはスタンダードコンケイブとスーパーコンケイブの2種類があり、スタンダードコンケイブは13mm、スーパーコンケイブでは39.5mmもの落差を実現している。

アルマイトで美しく輝くリムは2種類あり、M10Rはフルリバースリム、M10Sはステップリムをそれぞれ採用。コンケイブを重視するならメッシュスポークがリムギリギリまで伸びるフルリバースリムのM10Rがオススメで、スポーティーさや軽さを求めるならステップリムのM10Sという具合だ。ちなみにM10Rは18インチ、19インチを展開。M10Sは19インチ、20インチをラインアップ。すなわち19インチならばM10RとM10Sからチョイスが可能となり、フルリバースリムかステップリムか、アピールポイントをどこにおくかで悩むところだ。

今回BMW『M340i』に装着したのは「M10S」の20インチ。フロントは20x9.0J IN30のスタンダードコンケイブに235/35R20サイズのタイヤを組み合わせる。リアは20x9.0J IN30のスーパーコンケイブに245/35R20をセット。奥行きのあるリムと立体感のあるフェイスで、リム幅以上の深みを実現。新しい雰囲気のメッシュが、スポーティーなM340iをさらに引き立てる。
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力強い6本スポークが彩る【EXECUTOR RC06R / RC06S】

エッジを強調した6本スポークが印象的なEXECUTOR「RC06R / RC06S」。マッシブなイメージを高める太めのスポークは中央を120度のV字型に彫り込むことで、シャープなラインを形成。スポークエンドの形状にもこだわり、力強いデザインを実現している。

さらに特徴的なのは、スポーク間のブリッジ構造だ。スポーク同士につながりを持たせることで補強の役割を果たしつつ、貫通したデザインホールで軽量化。それにより剛性感と軽快感をバランス良く調和させている。

ファスナー部はあえてシンプルにすることで煌めくリムへ視線を誘導。アクセントになるピアスボルトがその輝きをさらに引き立てている。フェイスは2種類設定され、スポーク先端とセンターの高低差が14mmのスタンダードコンケイブと、落差35mmとなるスーパーコンケイブをラインアップ。スタンダードコンケイブの中でもさらにディスクが選択可能で、ビッグキャリパー対応のハイパーディスクも用意されている。
スーパーコンケイブはノーマルディスクとスーパーローディスクから選択。キャリパークリアランスは小さくなるが、リムに深さを求めたいならスーパーローディスクがオススメだ。設定はRC06Rが19インチのフルリバースリム、RC06Sが20インチのステップリムとなる。

撮影車はBMW『M440iカブリオレ』で、EXECUTOR「RC06S」を装着。フロントは20x8.5J IN28に235/35R20のタイヤを組み合わせる。リアは20x9.5J IN43に245/35R20をセット。迫力のあるスポークが、M440iカブリオレにも負けない力強さを主張し、エッジによる光の反射がデザインの繊細さを印象付ける。ひと味違う強い個性で輸入車を彩るインパクト抜群のホイールだ。
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1mm単位のサイズオーダーが可能、こだわりの“オーダーメイドインセット”

センターディスクとリムを組み合わせて作る2ピースモデルは設定範囲内であれば、1mm単位でインセットのオーダーが可能。フロントとリアでサイズを分けたり、フェンダーとのツラ具合を微調整したりもできる。しかも、嬉しいことにインセットのオーダーについては追加料金なし。1本ずつ指定のサイズで組み立てて出荷されるというわけだ。
ブレーキクリアランスが考慮されたディスクバリエーションに加え、20色以上もある様々なオプションカラー、さらにインセットまで指定できるとなれば、まさに自分だけのオリジナルホイールを作ることが可能。オプションメニューを選んだ場合でも基本納期は1.5~2ヶ月が目安。各メーカーのホイールも長納期化が進んでいるなかで、比較的早いタイミングで手に入れることができるのだ。
愛車をドレスアップするのであれば、第1歩としてオススメしたいホイールカスタム。足元にさらに差をつけたい場合には、SSRのオーダーメイドインセットでホイールをオーダーするのは最適解ではないだろうか。個性を追求するならば、マストで手に入れたいアイテムだ。
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