キャンピングカー長野の「スペースキャンパー」シリーズは、ユーザーの声を聞きながら、毎年ブラッシュアップしていくのが特徴。「ふじのくにキャンピングカー&アウトドアショー2023」に出展された「タイプクールW」もプライバシー性や快適性がアップグレードされていた。

「スペースキャンパー」シリーズはトヨタ『ハイエース』をベースにしたキャンピングカー。全車2000Wのインバーターを搭載した電源供給能力の高さが特徴だ。
「タイプクール」は3年ほど前から登場したクーラー搭載モデルで、ソーラーパネルを他のモデルの倍量積んでいるほか、エクステンション出窓も装備している。「W」はディーゼル車両をベースとしたモデルを表す。

スペースキャンパー タイプクールWはワイドボディ・ミドルルーフのハイエースに横向きのベンチシートを設けた6人乗り仕様。ベッドサイズは190cm×154cmで就寝定員は3人の設定。冷蔵庫やFFヒーター、ベンチレーターなどキャンピングカーの人気装備を盛り込んだ内容となっている。
ファミリーでも使えるが、運転席・助手席を除き、前向き着座のシートがないため、主に2人旅やペットとの旅行を想定したモデルだと言える。

2023年モデルでは、車内でYouTubeやAmazonプライムビデオなどの動画を楽しみたい層が増えていることを受けて、HDMI対応の11インチのカーナビを標準装備に。純正レバー式アートクルーズコントロールも同じく標準装備となり、長距離ドライブの際に特に効果を発揮する。
このほか、運転席と助手席の後方に間仕切りのカーテンを設置してプライバシー性を高めたり、フリップダウンモニターのベース部分にボックスティッシュを収納できるようにするなどの変更も行なった。
