「マイクロモビリティ」知ってる? ブランド認知・利用経験者はともに2割未満

電動キックボード
電動キックボード全 7 枚

モニタスは、「マイクロモビリティに関する意識調査」を実施。利用経験者は2割に満たないことが明らかになった。

ここ数年、首都圏では乗り捨て可能な電動自転車や電動キックボートなど、「マイクロモビリティ」を目にすることが多くなった。今年7月の法改正によって電動キックボード利用に関連する規制が緩和されることもあり、今後はマイクロモビリティの利用拡大が予想されている。

今回はそんなマイクロモビリティに着目し、現在の利用状況や法改正に伴う意識変化があるかについて調査を実施。1都3県在住16~69歳を対象に、5月9日から11日の3日間、インターネットリサーチで2400名から得た有効回答をまとめた。

●マイクロモビリティの利用経験

まず、電動車椅子や超小型車、電動キックボートなど、マイクロモビリティの利用経験を聞いたところ、「乗ったことがある」が16.0%、「乗ったことがない」が84.0%だった。近年、空きスペースを活用してマイクロモビリティのポートを設置するコンビニ等施設が増加したように感じる一方で、利用したことのある人は2割に満たず、まだまだ発展途上のサービスであることがわかった。

●利用したことがない理由

マイクロモビリティを利用したことがない理由のトップ5は、「今の交通手段で十分だから」(32.1%)、「近くにないから」(20.8%)、「利用方法や仕組みがよくわからないから」(18.3%)、「免許がないから」(14.5%)、「事故を起こしそう・事故に遭いそうだから」(12.3%)。利用のメリットや方法が十分に伝わっていないという認知課題や、利用できる場所がない、免許がないなど利用対象者でない人が一定層存在するということがわかった。

●利用した理由

一方、利用した理由のトップ5は、「楽しそうだから」(39.6%)、「電車やタクシーに乗るほどではないけど徒歩だと遠い移動があったから」(29.2%)、「気持ちよさそうだから」(28.9%)、「自転車や自動車を持ってないから」(16.1%)、「終電を逃したから」(10.4%)。「楽しそうだから」「気持ちよさそうだから」のようなドライブニーズ、「電車やタクシーに乗るほどではないけど徒歩だと遠い移動があったから」のような中距離移動ニーズ、「終電を逃したから」のような代替交通手段ニーズがあることがわかった。

●LUUP対ドコモ・バイクシェア

次に代表的サービスである「LUUP」と「ドコモ・バイクシェア」の認知・利用状況を比較してみたところ、ドコモ・バイクシェアは認知(19.3%)、アプリインストール経験(7.1%)、サービス利用経験(6.6%)、最も利用している(5.6%)。LUUPは認知(18.8%)、アプリインストール経験(6.2%)、サービス利用経験(5.8%)、最も利用している(4.7%)。都心では見かけることの多くなった両サービスだが、認知はともに約2割、DL経験、サービス利用経験、最利用割合はともに1割未満だった。

●電動キックボードに乗りたいか

また、今年7月の法改正によって電動キックボード利用に関連する規制が緩和されるが、これを機に電動キックボードに乗りたいかを尋ねたところ、「とても乗ってみたい」(8.0%)、「やや乗ってみたい」(17.6%)、「どちらでもない」(21.4%)、「あまり乗ってみたいと思わない」(22.0%)、「全く乗ってみたいと思わない」(30.9%)という結果に。法改正に伴い約3割が電動キックボードに乗ってみたいと考えていることがわかった。

●マイクロモビリティが普及すると思うか

最後にマイクロモビリティのような移動手段が今後普及すると思うかという質問では、「とても思う」(10.7%)、「まあまあ思う」(35.1%) 、「どちらでもない」(35.1%) 、「あまり思わない」(12.1%) 、「全く思わない」(15.8%)。約5割が今後マイクロモビリティが普及していくと考えていることがわかった。

《纐纈敏也@DAYS》

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