1人で24時間、4012km走破…セルバンテスがトライアンフに乗ってギネス記録樹立

イヴァン・セルバンテスがタイガー1200GTエクスプローラーで「バイクでの24時間以内最長走行距離(個人)」のギネス世界記録を更新
イヴァン・セルバンテスがタイガー1200GTエクスプローラーで「バイクでの24時間以内最長走行距離(個人)」のギネス世界記録を更新全 2 枚

トライアンフ・グローバルアンバサダーのイヴァン・セルバンテスが『タイガー1200GTエクスプローラー』で4012kmを走行し、「バイクでの24時間以内最長走行距離(個人)」のギネス世界記録を更新した。

セルバンテスは、5回のエンデューロ世界チャンピオン、21回のスペインエンデューロチャンピオン、5回のスペインモトクロスチャンピオンを獲得。2021年7月、トライアンフのオフロードアンバサダーとして就任し、モトクロスおよびエンデューロバイクの次期製品群の開発を支援している。

セルバンテスは、イタリア・ナルドテクニカルセンターのハイスピードリングで『タイガー1200GTエクスプローラー』を駆り、24時間で4012kmを走行。2017年、米国のカール・リースが達成した3406.17kmに600km以上の大差をつけた。この記録は、4月30日にギネスワールドレコーズの審査員によって検証され、最終的に4012.53kmと認定。その距離はロンドンからエジプト・ギザの大ピラミッドまでと同じ距離となる。ピットストップは18回、タイヤ交換は1回のみ。平均速度は200km/h超、ピットインを含めた 24時間の平均速度は167.79km/h。こちらもリースの記録141.9km/hを大きく上回った。

セルバンテスは、今回の記録挑戦に向け、自身の『タイガー1200ラリープロ』に乗り、集中的にフィジカルトレーニングを行い、さらにバーミンガム大学のアンドリュー・バグショー教授と協力して、栄養と睡眠についても慎重に戦略を練った。

今回の挑戦に使用したタイガー1200GTエクスプローラーは、英国ヒンクレーにあるトライアンフ工場の生産ラインから無作為に選出したもの。慣らし運転と初回点検を行ったのみで、特別な改造は施されていない。イタリアのナルドテクニカルセンターで200km/hを超えるスピードで走り続けたセルバンテスは、残り5時間の時点ですでにギネス記録を上回った。記録更新だけでは飽き足らず、この挑戦の指標として4000kmに照準を合わせていた。その後の5時間で606kmを走破。従来の記録とほぼ同じ距離を走行した後に、さらに東京・渋谷から神戸・淡路島を超え、鳴門までの距離に匹敵する距離を走り続けた。

記録達成後、セルバンテスは「タイガー1200GTエクスプローラーは長時間のライドも快適で、今回の挑戦にぴったりのバイクだった。一番大変だったのは天候だったが、雨が降り始めてもこのバイクには大きなスクリーンと、優れたプロテクションが装備されていたので助かった」とコメントしている。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  4. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
  5. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る