まだ間に合う!注目のバイク用レインウェア『アクアクルーズ』は、3つの「ダブルガード」で耐水性も見た目もヨシ

ワイズギア アクアクルーズ YAR30 サイバーテックスII ダブルガードレインスーツ(カーキ)
ワイズギア アクアクルーズ YAR30 サイバーテックスII ダブルガードレインスーツ(カーキ)全 14 枚

バイクに乗る、あるいは所有する上での大敵のひとつが「雨」だ。ツーリング中の雨対策はもちろんだが、愛車を綺麗に保管するためにも雨晒しは避けたいところ。梅雨も明けつつあるが、台風やゲリラ豪雨の本格シーズンはまだまだこれから。ということで、コスパと品質の良さで評判のワイズギアに、おすすめのレイングッズとこだわりのポイントを紹介してもらった。

今回はレインウェア編だ。

◆ヤマハファン向け、だけじゃないワイズギア

ワイズギアの代表的商品と、開発に携わった商品戦略課のみなさん。中央が川浪陽一さんワイズギアの代表的商品と、開発に携わった商品戦略課のみなさん。中央が川浪陽一さん

そもそもワイズギアとはどんなブランドなのか。大手バイク用品店でもバイクにまつわる様々なアイテムを展開しているが、もしかするとそのブランド名を意識することは少ないかもしれない。実はヤマハ発動機の100%子会社で、バイク用品やパーツのほかにもマリン用品(ボート用の計器やライフジャケットなど)や電動アシスト自転車用のアクセサリー、発電機などを手掛けている。ヤマハ好きやレース好きにはエンジンオイル「YAMALUBE」が馴染みあるのではないだろうか。

ヤマハの子会社でヤマハ製品を多く取り扱っているのだから、ヤマハ好き向けだけのブランドでしょ?というのは早計。もともとブランドの垣根を超えて価値ある商品を届けたいという想いから1997年に設立されたワイズギアは、ヤマハの純正品質をキープしながらさまざまな商品を作り続け、そして多くのユーザーに受け入れられてきているのだ。

「価格で競争しているわけではないが、価格は他社の製品と並ぶものでも、品質は高いものにしようと。バイク用のパーツで言えば、純正品と同じ基準で作っている。開発期間も比較的長いのではないか。そうしたところにこだわりがある」。ワイズギア設立直後の1999年から商品開発に携わる川浪陽一さんはそう語る。

◆雨の侵入を許さない!3つの「ダブルガードシステム」

ワイズギア アクアクルーズ YAR30 サイバーテックスII ダブルガードレインスーツ(カーキ)ワイズギア アクアクルーズ YAR30 サイバーテックスII ダブルガードレインスーツ(カーキ)

さて本題のレイングッズだ。今回はレインウェア『アクアクルーズ』からご紹介。アクアクルーズシリーズはワイズギアのレインウェアの中でもフラッグシップ商品にあたるもの。その特徴は3つの「ダブルガードシステム」にある。雨天走行中にもっとも濡れやすい「襟元・袖口・腹部」の3か所を、二重に防御する構造とすることで浸水を防ぎ、雨の日でも快適なライディングをサポートする。通常モデルと比べて雨の浸水量54%シャットダウンすることができるという。

まず襟元は、ハイネックタイプになっているだけでなく、さらに取り外しが可能な「ネックダブルガード」を採用した。いわゆる普通のレインウェアだと、走行速度が上がった際に雨の侵入角度が変わり、斜め方向から浸水してしまう。また、ヘルメットのあご紐を伝って雨水がポタポタと襟元を濡らしてしまう…といった経験をしたライダーも多いだろう。首元に密着する短めの内襟構造とネックダブルガードによって、これらを防ぐことが可能だ。

「ネックダブルガードが特徴」と話すワイズギア 営業部 商品戦略課の越田直也さん。「ネックダブルガードが特徴」と話すワイズギア 営業部 商品戦略課の越田直也さん。

次に袖口。こちらも二重構造の「スリーブダブルガード」を採用しており、通常のレインウェアのようなゴムの袖口(インナーカフ)だけでなく、その上をオーバースリーブか被さり、グローブの根元まで覆うことで袖口からの浸水をガードしてくれる。街乗り時などの頻繁なスロットル操作時にも雨の浸入を防いでくれる優れものだ。

もうひとつが腹部だ。ジャケットについては生地にしわが寄って雨水が溜まってしまうのを防ぐ構造(お腹側が短めになっている)とし、さらにパンツはお腹側の生地を長めにとったウエストアップパンツとすることで「ウエストダブルガード」によって、お腹回りからの雨の浸入を防いでくれる。

お腹側の生地が長いウエストアップパンツとなっているお腹側の生地が長いウエストアップパンツとなっている

◆着やすさ、履きやすさ、見た目のスマートさにもこだわり

このほかにも、パンツはかかと側を2cm長くし、さらに3箇所をマジックテープでとめることでライディングポジション時のシューズへの雨の侵入を防いでくれる。さらに、2022年におこなわれた商品改良では、ジャケットの腰の部分の絞りが従来はひもだったものを左右のマジックテープ式にアップデート。ほかにも左右の腕に3箇所づつマジックテープを採用することで、ばたつきを抑えるほか見た目のスマートさにも配慮している。

素材そのものも高耐水・高透湿性能をもつオリジナル素材「CYBER TEX II」を採用し初期耐水圧20,000mm/cm2、初期透湿量12,000g/m2/24hを実現したほか、撥水加工にフッ素化合物を使用しない、「環境に配慮した」レインウェアであることも特徴となっている。

マジックテープによる絞りを増やし、ばたつきを抑えるマジックテープによる絞りを増やし、ばたつきを抑える

「耐水性や快適性はもちろんですが、着やすさ、履きやすさにも配慮しています。パンツは裾を三角マチにすることでライディングシューズのままでも履きやすい構造となっています。突然の雨で着替える際、いちいちシューズを脱いだりしている余裕はないですからね」と、レインウェア担当の越田直也さんは話す。

カラーは4色(オレンジ、カーキ、シルバー、ネイビー)で、税込価格は1万4080円。レインウェアとしては安い部類ではないが、中身と機能を知れば納得!な逸品と言えるだろう。

《宮崎壮人》

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