ポールスター初の電動SUV『3』、航続610km…グッドウッド2023出展へ

「パフォーマンスパック」は517hpツインモーター搭載

グーグル「アンドロイド・オートモーティブOS」を車載化

SUVの特長を維持することに重点を置いた新しいエアロデザイン

ポールスター 3
ポールスター 3全 10 枚

ボルボカーズ傘下のポールスターは6月22日、ブランド初の電動SUVで 5ドアハッチバック『ポールスター3』(Polestar 3)を7月、英国で開催される「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2023」に出展すると発表した。

写真:ポールスター 3

◆「パフォーマンスパック」は517hpツインモーター搭載

ポールスター3は、ボルボカーズから供給される新世代のEVアーキテクチャをベースにする。発売時にまず設定されるのは、大容量バッテリーと前後にモーターを搭載する「ロングレンジ・デュアルモーター」グレードだ。

2個のモーターは最大出力489hp、最大トルク85.6kgmを発生する。0~100km/h加速は5秒、最高速は210km/hだ。オプションで「パフォーマンスパック」を設定する。2個のモーターは、最大出力が517hp、最大トルクが92.8kgmに引き上げられる。0~100km/h加速は4.7秒だ。

パフォーマンスパックは、専用チューンのエアサスペンション、専用の22インチ鍛造アルミホイール、「スウェディッシュゴールド」のアクセントが特長になる。全車に搭載される400Vのリチウムイオンバッテリーは、蓄電容量が111kWh。1回の充電での航続は、最大610km(WLTPサイクル)に到達する。

◆グーグル「アンドロイド・オートモーティブOS」を車載化

ポールスター 3ポールスター 3

グーグルの「Android」を搭載した新世代のHMI(ヒューマン・マシン・インターフェイス)を採用する。これは、ポールスターとグーグルとの緊密なコラボレーションから生まれた。ボルボカーズはグーグルと提携し、アンドロイドを搭載したインフォテイメントシステムに、「グーグル・アシスタント(Google Assistant)」、「グーグル・マップ(Google Maps)」、「グーグル・プレイ・ストア(Google Play Store)」を組み込んでいる。ボルボカーズとグーグルは、過去数年にわたり、共同開発を進めてきた。

この新しいシステムによって、グーグルのオープンソースのアンドロイドプラットフォーム、「アンドロイド・オートモーティブOS(Android Automotive OS)」を車載化し、グーグル・マップやグーグル・アシスタント、自動車用アプリなどのサービスを、リアルタイムで更新できるようになるという。

ポールスター3のダッシュボード中央には、14.5 インチのセンターディスプレイを装備した。無線(OTA)によるアップデートが行われるため、サービス拠点に足を運ぶ必要なく、継続的なソフトウェアの改善と新機能の導入が可能だ。

◆SUVの特徴を維持することに重点を置いた新しいエアロデザイン

ポールスター 3ポールスター 3

ポールスター3には、パワフルでワイドなスタンスなど、SUVの特徴を維持することに重点を置いた新しい空力デザインを採用した。ボンネットには、フロントエアロウィングを装備。リアスポイラーにはエアロウィングを組み込む。リアのエアロブレードも空力性能を追求した装備になる。

また、デュアルブレードヘッドライトを採用した。フロントエアロウィングの下の「SmartZone」には、複数のセンサーやレーダーモジュール、カメラが内蔵されている。ボディサイズは全長4900mm、全幅2120mm(ドアミラー含む)、全高1627mm、ホイールベース2985mmとした。

インテリアの素材には、「MicroTech」をはじめ、動物由来ではないレザー、産地に関する情報が追跡可能なウールなどが用いられた。車内の物体の細かい動きを検出できる室内レーダーセンサーを採用する。これにより、子どもやペットを、誤って車内に置き去りにすることを防止する、としている。

《森脇稔》

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