ルノーの名車『5』がEVで復活、プロトタイプをグッドウッド2023出展へ

2024年に量産化される予定

フロントとリアで光る「RENAULT」ロゴ

さらなる電動化に取り組むルノーの新しい方向性を示唆

オリジナルのルノー5とルノー5 プロトタイプ
オリジナルのルノー5とルノー5 プロトタイプ全 10 枚

ルノー(Renault)は6月28日、小型EVコンセプトのルノー『5(サンク)プロトタイプ』を7月、英国で開催される「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2023」に出展すると発表した。

写真:ルノー 5 プロトタイプ

◆2024年に量産化される予定

5プロトタイプは、ルノーの名車、『5』(サンク)の再来を掲げるコンセプトEV。現在、市販バージョンの開発を進めており、2024年に量産化される予定だ。

ルノー5は、フランス乗用車史上最多の生産台数を記録し、「クルマのジーンズ」と呼ばれるルノー『4』(1961年発売)の後継モデルとして、1972年に誕生した。ルノー5は、機能性とデザイン性を兼ね備えた車として、ルノー4同様に多くの人々に受け入れられ、ルノーを販売台数で欧州首位の自動車メーカーに押し上げた。

ルノー5には、高性能モデルの『5ターボ』(サンクターボ)も用意されていた。5ターボはルノー5をベースに、エンジンをミッドシップマウントに変更。WRC(世界ラリー選手権)のグループ4 参戦のホモロゲーションモデルとして開発されたモンスターマシンだった。

◆フロントとリアで光る「RENAULT」ロゴ

ルノー5(サンク)プロトタイプルノー5(サンク)プロトタイプ

5プロトタイプは、ひと目でルノー5と識別できるデザインを目標に掲げる。ボディラインとフラッシュサーフェス処理、未来的なディテールを盛り込んだ。さらに、オリジナルデザインから採用されたスタイリング要素が、現代的な機能を隠している。

たとえば、ボンネットのエアインテークは充電ハッチを隠し、テールライトにはエアロフラップが一体設計された。バンパーのフォグランプは、デイタイムランニングライトだ。

フロントマスクとテキスタイルルーフは、家具の世界に着想を得ている。フロントとリアでは、「RENAULT」のロゴが光り、アクティブな印象を与えることを狙ったという。

◆さらなる電動化に取り組むルノーの新しい方向性を示唆

コンセプトEVとして発表されたルノー5プロトタイプは、さらなる電動化に取り組むルノーの新しい方向性を示した1台でもある。ルノーグループは、「ルノーリューション」プログラムの一環として、今後5年間の新戦略を発表した。この計画では、ルノーがテクノロジー、サービス、クリーンエネルギーのブランドになることを目指している。

ルノーのデザインディレクターのジル・ヴィダル氏が率いるチームによって設計され、かつてのルノー5に触発されたデザインを採用する。ルノー5プロトタイプは、過去と再びつながり、インスピレーションを引き出して、単に複製するのではなく、それらの輝かしい時代の精神を見つけることを目指したという。現代的なアプローチで、ヨーロッパのEVをどのように民主化するかを、ルノー5プロトタイプで提示した。

ルノー5プロトタイプは、コンパクトなシティカーであり、100%EVのモダンな未来に適合するように開発された。オリジナルのルノー5のデザイン要素を取り入れている。その現代的なアプローチは、さまざまな仕上げや素材に表れている、としている。

《森脇稔》

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