マセラティのSUV『グレカーレ』、ベッカム仕様は1986年の名車に敬意

ダークグリーンの「Verde Royale」で塗装

「GT」は300hpのマイルドハイブリッド搭載

マセラティ最大の12.3インチセンタースクリーン

マセラティ・グレカーレ の「フォーリセリエ・エッセンシャル・コレクション」
マセラティ・グレカーレ の「フォーリセリエ・エッセンシャル・コレクション」全 10 枚

マセラティは6月15日、SUV『グレカーレ』(Maserati Grecale)をベースに、グローバルブランドアンバサダーのデビッド・ベッカム氏と共同でデザインした「フォーリセリエ・エッセンシャル・コレクション」を欧州で発表した。

◆ダークグリーンの「Verde Royale」で塗装

マセラティ・グレカーレ の「フォーリセリエ・エッセンシャル・コレクション」マセラティ・グレカーレ の「フォーリセリエ・エッセンシャル・コレクション」

フォーリセリエ・エッセンシャル・コレクションには、マセラティのカスタマイズプログラム「フォーリセリエ」を適用した。フォーリセリエでは、個性とクリエイティビティを発揮し、世界に1台だけの車をデザインすることができる。

グレカーレのフォーリセリエ・エッセンシャル・コレクションでは、1986年に51台のみが生産されたマセラティ『クアトロポルテ・ロイヤル』に敬意を表し、ボディカラーにダークグリーンの「Verde Royale」を、インテリアにウォームブラウンのレザーシートを、それぞれ選択した。

さらに、マセラティとデビッド・ベッカムのコラボレーションを記念した専用プレートが、前席の間に配されている。

◆「GT」は300hpのマイルドハイブリッド搭載

グレカーレは、マセラティブランド史上、最も充実したラインアップになる。内燃機関、ハイブリッド、そしてマセラティ初のEVバージョン「フォルゴーレ」も加わり、幅広いパワートレインが用意される。

グレカーレのエントリーモデルになるのが、「GT」グレードだ。マセラティの伝統ともいえるグランドツーリングの哲学を具現化しているという。フォーリセリエ・エッセンシャル・コレクションでも、選択できる。

GTのパワートレインは、2.0リットル(1995cc)直列4気筒ガソリンターボエンジンにマイルドハイブリッドを組み合わせて、最大出力300hp、最大トルク45.9kgmを獲得する。動力性能は0~100km/h加速が5.6秒、最高速が240km/hだ。

◆マセラティ最大の12.3インチセンタースクリーン

グレカーレは、広さと快適性にこだわり、クラス最高の装備を追求した。室内空間、ドライバビリティ、ハンドリング、音質、ウッド、カーボンファイバー、レザーなど、さまざまな素材を使用する。

室内には、マセラティ伝統の時計盤を装備した。デジタル化されたこの時計は、音声コントロールにより、車載コンシェルジュとして活用できる。操作系は、すべてがタッチ式になった。マセラティ史上最大の12.3インチの大型センタースクリーン、その他のコントロール用の8.8インチディスプレイ、後席専用の3番目のディスプレイからも、コントロールすることができる。

車内での体験は、「マセラティ・インテリジェント・アシスタント(MIA)」と呼ばれるマルチメディアシステム、最新のインフォテインメントの「マセラティ・コネクト」で管理される。3Dサウンドシステム「ソナス・ファベール」によるオールラウンドなサウンド体験を追求する。ソナス・ファベールの音響システムは、標準で14スピーカー、オプションで21スピーカーが付く。

イタリア・モデナのマセラティ・イノベーション・ラボのエンジニアは、イタリアのアーティストのダル・ダストと直接議論しながら、車載サウンドを開発した。テクノロジーとサウンドデザインの融合を図り、グレカーレでの特別なドライビング体験の一部として、「チャイム」(警告音)もカスタマイズした、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ダイハツが歩行領域モビリティ『e-SNEAKER』発売、年間500台目標
  2. レクサス『LM』対抗!これがメルセデスベンツ最高級ミニバン、『Vクラス』後継の最終デザインだ
  3. トヨタの新型『ヤリスセダン』がタイで登場!「アティブ HEV」にはGRスポーツも
  4. 「完璧なフルモデルチェンジ」三菱『デリカミニ』が2代目に! 可愛さも機能も大幅進化で「後世に受け継がれる名車」と話題に
  5. 販売わずか3年の希少車種、「角目」のいすゞ『117クーペ』【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る