マクラーレン60周年記念イベント…新旧のモデルからDNAを感じて 東京・六本木ヒルズで開催

マクラーレン MP4/4
マクラーレン MP4/4全 8 枚

マクラーレン・オートモーティブは、7月8日から9日にかけて、六本木ヒルズ大屋根プラザ(東京都港区)において、マクラーレングループ創立60周年を記念したイベント、「FOREVER FORWARD マクラーレン60周年」を開催している。

【画像全8枚】

いまから60年前の1963年、マクラーレンの創設者ブルース・マクラーレンの手によりレーシングコンストラクター、ブルース・マクラーレン・モーターレーシングが設立。そこからマクラーレングループのヒストリーがスタートした。

今回のイベント目的についてマクラーレン・オートモーティブの根岸美穂子さんは、「私たちの過去のクルマから現在最も新しいハイブリッドスーパーカー、『アルトゥーラ』までブランドのDNAが引き継がれていることをご理解いただき、そして見ていただきたい場にしている」とコメント。

つまりマクラーレンは、「レーシングコンダクターなので、そのスピリットを引き継ぎながらいまのアルトゥーラに至っている。そこでこれからアルトゥーラや『GT』の購入を考えているお客様に、レースから発祥したのがマクラーレンブランドだということを理解してもらいたい」という。

同時に、「そろそろ夏休みも近づいているので、ご家族で見に来ていただくとしてもすごく良い。小さいうちから夢があるものに触れてもらうことも人生にとってとても大切なことだと思う」と話す。そして、「そういった部分もマクラーレングがお手伝いできれば」と根岸さん。

そこで、今後は子供向けのイベントも考えているかを聞いたところ、「まだ企画はないものの、こういった展示を通して年齢やジェンダーを限定することなく、皆さんにクルマの楽しみ、スーパーカーの楽しみを認知してもらうことはとてもいいことだと思う」とのことだった。

今回の展示では、5台のマクラーレンが展示されている。その中でぜひ見て欲しいものは何か。根岸さんは、「やはりF1(MP4/4)、そしてマクラーレン・オートモーティブが発足して初のロードカー『MP4 12C』も我々の初めての市販車なのでぜひ見て欲しい」という。

そして、アルトゥーラに関しては、「リテーラーの営業マンもたくさん来ており、ベテランのスタッフも控えているので、細かく説明でき、試乗予約も受け付けることが可能。そこも見どころのひとつ」と語った。

展示車両は、ブルース・マクラーレンの夢のひとつであったロードゴーイングカー、『M6GT』や、F1のMP4/4、MP4 12Cとそのカットモデル、そして、アルトゥーラが揃っている。さらに、床面にはヒストリーとその時点でのトピック、壁面にはそれぞれのクルマの特徴やマクラーレンのヒストリーが語られている。さらに流されている映像はブルース・マクラーレンに関する多くの関係者のコメントなどからその人物像を浮かび上がらせているなど、見どころは満載である。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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