マクラーレンの新世代PHEV『アルトゥーラ』、グッドウッド2023出展へ

マクラーレン・アルトゥーラ
マクラーレン・アルトゥーラ全 10 枚

マクラーレンオートモーティブは6月29日、プラグインハイブリッド(PHEV)スーパーカーのマクラーレン『アルトゥーラ』(McLaren Artura)を7月13日、英国で開幕する「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2023」に出展すると発表した。

写真:マクラーレン・アルトゥーラ


◆乾燥重量1395kgを可能にした新しいカーボン構造

マクラーレン・アルトゥーラマクラーレン・アルトゥーラ

アルトゥーラは、マクラーレンのラインナップにおいて、『GT』と『720S』の間に位置する。アルトゥーラは、マクラーレンオートモーティブの新時代の幕開けを告げるモデルになる。ここで生かされる電動化技術はまず 、2012年に登場したハイブリッドハイパーカーの 『P1』に採用された。2020年から生産されているハイパーGT の 『スピードテール』では、マクラーレン史上最速の403km/hの最高速を誇る。これらのモデルに続くアルトゥーラは、「ハイ・パフォーマンス・ハイブリッド(HPH)」シリーズ初となるスーパーカーだ。

「マクラーレン・カーボン・ライトウェイト・アーキテクチャー(MCLA)」と名付けられた新開発のカーボンファイバー構造をベースとする最初のマクラーレン車になる。高性能ハイブリッドパワートレインと最新世代のドライバーテクノロジー向けに最適化されたこのアーキテクチャーは、マクラーレンの軽量シャシーテクノロジーを新たなレベルへと引き上げるという。アルトゥーラの乾燥重量は1395kgとした。

ハイ・パフォーマンス・ハイブリッド・システムの採用により追加された重量は、シャシー、ボディ、パワートレインに軽量化技術を適用したことにより、ほぼ相殺された。加えて、マクラーレン・カーボン・ライトウェイト・アーキテクチャー(MCLA)を採用したことで、クラス最軽量のアドバンテージを可能にしている。

◆0~100km/h加速3秒で最高速は330km/h

マクラーレン・アルトゥーラマクラーレン・アルトゥーラ

新開発の3.0リットルV型6気筒ガソリンエンジンを基本にした高性能PHEVパワートレインを搭載する。高いレベルのパフォーマンスとドライバーエクスペリエンス、ミドルレンジのEVに匹敵するドライブ機能を併せ持ち、EVモードでは、多くの都市において、日常走行をカバーする航続を備えている。

コンパクトなV型6気筒ガソリンエンジンは、2個のターボとモーターとの組み合わせにより、軽量なハイ・パフォーマンス・ハイブリッド(HPH)パワートレインを構成する。このパワートレインは、より大排気量のマクラーレンV8 エンジンに匹敵するパフォーマンスを維持しながら、低回転域でのトルクレスポンスの向上により、躍動感あふれる加速を実現する。ドライサンプ式のアルミ製エンジンは、軽量かつコンパクトで、単体重量は160kg。マクラーレンV8よりも50kg軽く、大幅に短くなり、パッケージングの効率性が高まっている。

3.0リットルV型6気筒ガソリンツインターボエンジンは、最大出力585ps、最大トルク59.6kgmを発生する。モーターは最大出力95ps、最大トルク22.9kgmを引き出す。コンパクトなアキシャルフラックスEモーターは、トランスミッションのベルハウジング内に搭載されており、一般的なラジアルフラックスモーターより小型で電力密度が高い。

アルトゥーラは、システム全体で680psの最大出力、73.4kgmの最大トルクを獲得する。トランスミッションは8速の「シームレスシフト」。アルトゥーラは、0~100km/h加速3.0秒、0~200km/h加速8.3秒、0~300km/h加速21.5秒、0~400m加速10.7秒、最高速330km/h(リミッター作動)の性能を可能にしている。

◆EVモードの航続は最大30km

リチウムイオンバッテリーは蓄電容量が7.4kWh。プラグインハイブリッド機能を備えており、標準的なケーブルを使って、2時間半でバッテリー容量の80%を充電できる。

パワートレインの設定は4モードから選択でき、そのうちEモードでは電気のみを使うゼロエミッション走行が、最大30km可能だ。Comfortモードでは、効率性を最大化するため、ストップ&スタートモードの使用を拡張し、40km/h以下ではエンジンを停止。より大きな速度とパワーが求められる際、段階的に利用する。

SportとTrackモードでは、低速域のレスポンスと加速のために、電力をよりアグレッシブに使う。ハンドリングモードでは、ドライバーの好みや天候、路面状況に合わせて、ダンパーの硬さとESCの介入の程度を調節することができる。

《森脇稔》

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