【カワサキ Ninja ZX-4R 試乗】250とそんなに変わらないでしょ? と思いきや…小鳥遊レイラ

カワサキ Ninja ZX-4RRと小鳥遊レイラさん
カワサキ Ninja ZX-4RRと小鳥遊レイラさん全 40 枚

今回紹介するマシンは、皆さんお待ちかねのカワサキ『Ninja ZX-4R』!400cc直4レプリカということに加えて最高出力は77ps、ラムエアが効いたときにはなんと80ps!! を発揮する話題騒然のバイクです。千葉県にある袖ヶ浦フォレストレースウェイで開催されたサーキット試乗会で私もさっそく乗ってきました。

小鳥遊レイラさんとカワサキ Ninja ZX-4R

◆より大型バイクに近くなったような印象

カワサキ Ninja ZX-4R SEカワサキ Ninja ZX-4R SE

最初の試乗は日本では標準グレードにあたる「ZX-4R SE」から。まず何がスゴイって、コースインして加速していくときのパワー感。というよりマシンを前に押し出すトルク感でしょうか。250ccである『ZX-25R』と比べると、その差をとても大きく感じます。速度が乗った後の上の回転域でもスロットルの開きに対して力強い加速を見せる余裕があり、排気量とパワーの違いを感じさせてくれます。

なにしろパワー的には250と比べて2倍まではいかないけれど1.5倍以上あるので、コーナー手前でブレーキをかけるときも速度が全然違ってくるんですよ。なので、250と同じようなタイミングでブレーキをかけると『うわ、タイミングが遅い遅い!』となってしまうので、そこは注意しておきたいです。車体はZX-25Rとほとんど同じだからと思っていたら、1本目の走行からまったく違った強烈な走りに驚かされました。

カワサキ Ninja ZX-4R SEカワサキ Ninja ZX-4R SE

その車体ですが4Rでは排気量アップに加えてダブルディスクブレーキになったこともあり、SEでは車重が6kg(RRでは5kg)重くなっています。さすがにサーキットだと重さの違いが顕著になってくるんですが、190kg以内に収めているので街中で走るぶんにはパワーがカバーしてくれるのであまり問題ないと感じました。

シート高も800mmとタイヤサイズが変わった影響などでZX-25Rより15mm高くなっていますが、身長160cmの私でも両足つま先までちゃんと着きましたので女の子でも全然イケるのではと思います。ただ、やっぱり引き起こしでは車重が重くなったのを感じますね。けっして厳しいわけではないんですが、より大型バイクに近くなったような印象なので足着きや引き起こしにちょっとでも心配がある人は購入前にショップでZX-25Rと比較させてもらうといいかもしれません。

カワサキ Ninja ZX-4RRと小鳥遊レイラさんカワサキ Ninja ZX-4RRと小鳥遊レイラさん

◆カラーリングを理由にグレードを選ぶのも十分アリ

さて、2本目の走行はサーキット走行を強く意識したグレードの「ZX-4RR」。こちらにはSEにあったフレームスライダーやUSB電源が付いていないかわりに、リッターSSである『ZX-10R』にも採用されているSHOWA製BFRC-liteというフルアジャスタブルのリヤサスペンションが付いています。跨るとSEよりサスの動きが良いのは分かるのですが……私のレベルではそれで走りがどれくらい変わるのか正直なところよく分かりませんでした(ゴメンナサイ)。もっとも、走りの違いが分からずともRRを選んだっていいと私は思うんです。

いかにもカワサキというライムグリーンのKRTカラーはこのRRだけ。同じようにZX-25Rでは今まで見なかった鮮やかなブルーと『Ninja H2』のようなシックなグレーはSEだけ。ZX-4Rシリーズはカラーリングを理由にグレードを選ぶのも十分アリだなと思わせてくれるバリエーションになっていたのが個人的に気に入りました。価格がSEとRRでは約3万円差とあまり変わらないところもいいかも。

◆パワー感は600ccクラスにだいぶ近い

カワサキ Ninja ZX-4RRカワサキ Ninja ZX-4RR

あらためてZX-4R SEとRRに乗ってみた感想をまとめてみると、ZX-25Rの最大トルク22Nmに比べて4Rは39Nmとトルクが太くなっているためエンジンを回さずにすみ、普通に乗るときの扱いやすさでは上がっていると感じました。25Rはトルクが薄くて回さないと乗れないなと敬遠していた方には、ちょうどいいピッタリな感じだと思います。その一方で、サーキットで走るには大型バイクに近い感じで乗らないと、けっこうコーナーに入るときに速度がノリやすいため、ブレーキタイミングをしっかり考えなければならないなど難しくなっていました。

私はこれまで250から400へのステップアップは、同じ普通二輪免許で乗れる中型カテゴリーということで、そんなに乗り方は変わらないと思っていました。でも、ZX-4Rは400の中でも80psというそのパワー感は600ccクラスにだいぶ近いところに来ています。250が物足りなくなってさらに上の排気量が欲しくなり、ゆくゆくは大型バイクまで目指したいと考えている人にも、その雰囲気を味わわせてくれたり腕を磨かせてくれたりするようなバイクとなっていました。

カワサキ Ninja ZX-4RRと小鳥遊レイラさんカワサキ Ninja ZX-4RRと小鳥遊レイラさん

■5つ星評価
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★
コンフォート:★★★★
足着き:★★★
オススメ度:★★★★★

小鳥遊レイラ|愛称:ことりちゃん
レースクイーンに憧れてモータースポーツ業界へ。しかしMOTOR STATION TVでの出演をきっかけに走る方に目覚めてしまい、いきなり大型二輪免許を取得。現在では2輪4輪共にサーキットを走り、一昨年に4輪のレース参戦のためJAF国内A級ライセンスを取得。先日、MFJロードレース国内ライセンスを取得して、今年は2輪でもレースに参戦予定。イベントMCから2&4輪の耐久レース参戦まで楽しむモータースポーツ女子。身長は160cm。

《小鳥遊レイラ》

小鳥遊レイラ

小鳥遊レイラ|愛称:ことりちゃん レースクイーンに憧れてモータースポーツ業界へ。しかしMOTOR STATION TVでの出演をきっかけに走る方に目覚めてしまい、いきなり大型二輪免許を取得。現在では2輪4輪共にサーキットを走り、一昨年に4輪のレース参戦のためJAF国内A級ライセンスを取得。先日、MFJロードレース国内ライセンスを取得して、今年は2輪でもレースに参戦予定。イベントMCから2&4輪の耐久レース参戦まで楽しむモータースポーツ女子。身長は160cm。

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