マツダ(Mazda)の米国部門は7月28日、小型電動SUV『MX-30 EV』の米国市場での販売を、2023年モデルをもって終了すると発表した。MX-30 EVの上半期の米国販売実績(販売地域はカリフォルニア州のみ)は66台にとどまっており、前年同期に対して79.1%のマイナスだった。
マツダは現在、2024年に米国で発売予定の『CX-90 PHEV』や、これに続く『CX-70 PHEV』などのラージプラットフォームのPHEVに注力するとともに、『CX-50』のラインナップにハイブリッドを導入し、米国市場のニーズに応えていく、としている。
『MX-30』のパワートレインは、マツダのマルチソリューション電動化戦略従い、米国市場向けは欧州と同じく、まずはEVが2021年10月、米国市場で発売された。MX-30のEVには、新世代の電動化技術の「e-SKYACTIV」を搭載する。システムは、モーター、バッテリーパック、インバーター、DC-DCコンバーターなどで構成される。インバーターは、バッテリーからの直流電流を交流に変換してモーターを駆動し、DC-DCコンバーターは電圧を降圧して自動車の12V補機に電力を供給する。