ルノー『アルカナ』、メッシュグリル新採用…改良新型が欧州で登場

ルノー・アルカナ 改良新型
ルノー・アルカナ 改良新型全 10 枚

ルノーは7月12日、SUVクーペ『アルカナ』(Renault Arkana)の改良新型を欧州で発表した。2019年春の欧州デビューから4年が経過し、内外装を中心に改良を受けている。

写真:ルノー・アルカナ 改良新型


◆フロントグリルにルノーの新しいエンブレム

改良新型では、ルノーの新しいエンブレムが、フロントグリルに配された。このアッパーグリルには、メッシュパターンが施され、バンパーグリルとの統一感を高めている。アッパーグリルはグレードに応じて、ディープグロッシーブラック仕上げになる。

テールゲート中央のエンブレムはダーククローム仕上げとした。フロントのロゴ、レタリング、テールパイプと同じ仕上げだ。ライトにはクリスタル風のスモークカバーが施されている。ボディカラーには、新色のミッドナイトブルーを設定した。

フロントグリル、ウィンドウ周りなどの装飾部分のクロームは、仕様によってブラック、サテンブラック、ディープグロッシーブラックに変更されている。「テクノ」グレードには「R.S.ライン」や「E-TECHエンジニアード」と同じエアロダイナミックブレードとアルミホイールを装備した。リアのロゴとレタリングは、サテンクロームで仕上げている。

◆ルノーの「EASY LINK」インフォテイメントは全車がナビ標準化

ベースグレードでも、ルノーの「EASY LINK」インフォテイメントに、ナビゲーションシステムが標準装備された。Apple「CarPlay」やグーグル「Android Auto」とワイヤレスで接続も可能にする。ダッシュボードのデジタルスクリーンは7インチのままだが、より広い範囲に情報を表示するように改良されている。

マルチメディアシステムには、9.3インチの縦長デザインのタッチスクリーンを装備した。ドライバーは実用的で使いやすいアプリケーションにより、多くのコンポーネントをカスタマイズできる。

「マルチセンス」技術により、8種類の照明色が切り替えられる。荷室容量は、シートが通常の状態で508リットルとし、後席を折り畳めば、最大で1333リットルに拡大する。

◆E-TECHハイブリッドに「eセーブ」機能

改良新型の「E-TECHハイブリッド」には、欧州で「E-TECH 145」が設定されている。1.6リットル直列4気筒ガソリンエンジン(最大出力94hp)に2つの電気モーター、マルチモードギアボックス、蓄電容量1.2kWhのリチウムイオンバッテリーを組み合わせる。1.6リットル直列4気筒ガソリンエンジンとモーターを合わせたシステム全体で、最大出力145hpを発生する。

E-TECHのハイブリッドパワートレインでは、市街地走行の最大80%をEVモードで走行することが可能だ。市街地走行ではエンジン搭載車に比べて、燃費を最大40%向上させるという。ドライバーはマルチセンスの設定を切り替えて、走行モードを選択できる。日常走行向けの「マイセンス」、低燃費志向の「エコ」、エンジンのパワーを重視した「スポーツ」の3種類が用意される。

E-TECH 145には、「eセーブ」機能が採用されている。この機能は、センタースクリーンの車両設定、マルチセンス搭載車では走行モードから選択することができ、バッテリーの充電量を最低でも40%に保つことで、必要に応じてEVモードで走り続けることや、急な上り坂でエンジンをアシストするための充分なバッテリー容量が得られる、としている。

《森脇稔》

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