ポルシェ『マカンEV』市販デザインが完全露出! デビューは2024年夏か

ポルシェ マカンEV プロトタイプ(スクープ写真)
ポルシェ マカンEV プロトタイプ(スクープ写真)全 38 枚

ポルシェが開発を進める電動SUV『マカンEV』の最新プロトタイプをカメラが捉えた。兄弟モデルとなるアウディ『Q6 e-tron』は、市販型に近いプロトタイプを7月下旬に公開、事実上のデビューを果たしており、マカンEVもデビューが近いと見られる。

市販デザインが完全露出したポルシェ『マカンEV』

◆エクステリアが完全露出、マカンEVの登場時期は

捉えたプロトタイプは、カモフラージュが殆どなくエクステリアのほぼ全てが露出している状態だ。フロントマスクにはEVセダン『タイカン』風のシャープなヘッドライトが備わっている。ロー&ワイド感を強調するアグレッシブなバンパーが、これまでのポルシェにはない新たな表情を生み出している。そのバンパーにはコーナリング機能が備わるとみられるライトが埋め込まれているのも特徴だ。

リアクォーターウィンドウのカモフラージュが剥がれ、スポーティなアウトラインや、Cピラーのデザインも初めて露出している。さらにドアの下部には、筋肉質なキャラクターラインが確認できる。

リアエンドでは、テールライトを繋ぐLEDライトバーが初めて見てとれるほか、バンパーの下にあったダミーのエキゾーストパイプが無くなっている。またいくつかの画像からは、前輪とは反対方向に操舵する後輪がはっきりと写っており、四輪操舵を備えることもわかった。

キャビン内は、タイカンに似たデジタルインストルメントクラスターと、インフォテイメントディスプレイによるデュアルスクリーンで構成されているが、湾曲したドライバーディスプレイはタイカンのものより若干コンパクト化されているようだ。ドライバーズディスプレイとタッチスクリーンの間にはギアセレクターがあることも確認でき、タイカンより実用性が高められている印象だ。

マカンEVは、アウディQ6 e-tronと「PPE」プラットフォームを共有する。100kWhのバッテリーパックに対応し、使用可能容量は96~98kWhで、800Vに対応し270kW以上の急速充電を可能とする。最も強力なバージョンでは、デュアルモーターのセットアップにより、最高出力は603ps、最大トルクは1000Nmを発揮するとみられる。

48:52の重量配分、リアの電子ロックディファレンシャル、全輪駆動、後輪操舵、および最大22インチのホイールの提供が予定されている。またエントリーモデルとして、後輪駆動となるシングルモーターバージョンも導入されると予想される。

最新情報によると、マカンEVのワールドプレミアは、2024年夏ごろに計画されているという。

《APOLLO NEWS SERVICE》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. セナのF1マシンにインスパイア、12台限りのロータス『エミーラ』が公開…IAAモビリティ2025
  2. 「本気の電動二輪が出てきた」ホンダ初のフルサイズEVバイク『WN7』発表にSNS沸く
  3. フェラーリ『849テスタロッサ』、日本初披露…価格は6465万円から
  4. 日産の新デザイン、『セントラ』新型を米国発表…「Vモーショングリル」に新解釈
  5. スバル『レガシィ』生産終了、米工場から最終モデルがラインオフ…36年の歴史に幕
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る