BMW『X5』改良新型、最強仕様の「M」は625馬力…モントレー・カーウィーク2023に出展へ

BMW X5 M コンペティション 改良新型
BMW X5 M コンペティション 改良新型全 10 枚

BMWは8月8日、高性能SUV『X5 Mコンペティション』(BMW X5 M Competition)の改良新型を8月17日、米国で開幕する「モントレー・カー・ウィーク」に出展すると発表した。

◆48Vマイルドハイブリッドを「M」モデル初搭載

同車は『X5』がベースの高性能モデルだ。2019年10月の現行型のデビューから3年以上が経過して、内外装やパワートレインにアップデートが施された。パワートレインには、BMW Mが開発を手がけた直噴4.4リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載する。改良新型では、M初となる48Vマイルドハイブリッドテクノロジーを採用した。

8速「M ステップトロニック」トランスミッションに組み込まれた電気モーターは、最大で12hpのパワーと20.4kgmのトルクを引き出し、加速時などにエンジンをアシストする。また、スタータージェネレーターとしても機能する。必要なエネルギーは、エンジンルーム内の48Vバッテリーから供給される。バッテリーは、ブレーキ時や惰性走行時に、効率的なアダプティブ回生によって充電される。

改良新型の直噴4.4リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンは、最大出力625hp/6000rpmを発生する。最大トルクは76.5kgmで、1800~5800rpmの幅広い領域で引き出される特性だ。0~100km/h加速は3.9秒、0~200km/h加速は13.8秒、最高速は250km/h(リミッター作動)。オプションのMドライバーズパッケージでは、最高速は290km/hに到達する。

BMW X5 M コンペティション 改良新型BMW X5 M コンペティション 改良新型

◆新デザインのキドニーグリルやヘッドライト

外観は、フロントのデザインが変更された。アダプティブコントロール機能を備えた新しいマトリックスLEDヘッドライトと、眩しさを抑えたハイビーム「BMWセレクティブビーム」を装備した。 新形状のヘッドライトは、従来よりも35mmスリムに。Mシャドウラインライトを、オプションで指定することもできる。

BMWキドニーグリルはオールブラックに。 水平のキドニーグリルバーと大型化された車名エンブレムが特長だ。これに加えて、BMWキドニーグリルとバンパー中央下側のエアインテークが、黒いX型を形成するように変更された。

リアはテールランプにX型の光ファイバーライトガイドエレメントを採用したのが新しい。バンパーには、専用デザインのディフューザーが組み込まれる。

BMW X5 M コンペティション 改良新型BMW X5 M コンペティション 改良新型

◆「BMWカーブドディスプレイ」採用

インテリアは、「BMWカーブドディスプレイ」を採用し、新しいMコックピットを構築する。ドライバー正面の12.3インチのインフォメーションディスプレイと、ダッシュボード中央の14.9インチのコントロールディスプレイを、1枚のガラスで覆った。コントロールディスプレイはタッチスクリーンによって、多くの機能のデジタル制御が可能になり、ボタンとコントロールの数が削減されている。

Mマルチファンクションシート、ニーパッド、ファイングレインメリノフルレザートリム、ハーマンカードン製サラウンドサウンドシステム、スカイラウンジパノラミックガラスサンルーフ、Bowers & Wilkins 製ダイヤモンドサラウンドサウンドシステム、新しいトラベル&コンフォートシステムが、オプションで選択できる。

その他の新機能には、ハイグロスのメタル効果を備えたファインラインブラックファインウッドのワイドなインテリアトリムストリップ、バックライトとグラフィックに「M」のロゴが表示されるアンビエントライトバー、新設計のカーボン製パドルシフトを備えたMレザーステアリングホイールなどがある。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「これなら日本人に受ける」BYD初のPHEVワゴン発表に、SNS衝撃「出たら買うのに!」
  2. 「バカ売れするやつだこれ」SNS大盛り上がり! トヨタ『カローラクロス』のGRスポーツ、日本導入は
  3. 「FJクルーザー復活マジかよ!」価格は400万円台? トヨタの新SUV『ランドクルーザーFJ』にSNSが注目
  4. トヨタ『FJクルーザー』復活にSNS盛り上がる…土曜ニュースまとめ
  5. 「待ってたぞダイハツ!」待望の新型『ムーヴ』、130万円台からの価格にも驚きの声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 地域再エネ活用の収益を還元、ホンダ N-VAN e:を茨城県神栖市へ無償提供
  2. 【学生向け】人とくるまのテクノロジー展 2025 学生向けブース訪問ツアーを開催…トヨタ、ホンダ、矢崎総業、マーレのブースを訪問
  3. トヨタ「GRファクトリー」の意味…モータースポーツのクルマづくりを生産現場で実現【池田直渡の着眼大局】
  4. シェフラーがヴィテスコ合併後初の出展、ポートフォリオ拡大と顧客対応力をアピール…人とくるまのテクノロジー展2025
  5. BYDが「軽EV」の日本導入を正式発表、2026年後半に
ランキングをもっと見る