最高級ミニバン、レクサス『LM』はアルヴェルとは違う!初公開の右ハンドル&4人乗り仕様の贅沢インテリアをチェック

レクサス LM350h 右ハンドル仕様(GAIKINDO インドネシア国際オートショー2023)
レクサス LM350h 右ハンドル仕様(GAIKINDO インドネシア国際オートショー2023)全 42 枚

2023年秋頃に日本導入予定とされる、レクサス待望の最高級ミニバン『LM(LM350h)』の「右ハンドル仕様」の実車をついに目撃した。10日に開幕した「GAIKINDO インドネシア国際オートショー2023」でレクサスが公開したもので、これまでは4月の上海オートショーで左ハンドル仕様が先行公開されていたのみだった。

◆インドネシアで公開された右ハンドルの『LM』

レクサス LM350h 右ハンドル仕様(GAIKINDO インドネシア国際オートショー2023)レクサス LM350h 右ハンドル仕様(GAIKINDO インドネシア国際オートショー2023)

レクサスは今回のショーで、「電動化技術におけるリーダーシップを確立する」というビジョンのもと、車両を展示。新型LMについても「インドネシア初となる史上初のハイブリッド高級ムーバー」として公開された。レクサスは「快適性と利便性を追求した2代目LMは、究極の贅沢を求めるユーザーの特性に合わせて、最適な快適性を追求して開発されました。ファーストクラスのようにリラックスしたい方や、仕事やビジネスのためにプライバシーが必要な方に適しています」とその特徴をアピール。

デザインにおいては、2022年の新型『NX』から始まったレクサスの“次章”デザインとして、エンジンフード前面とスピンドルボディコンセプトを強調するラインに配した「L」のロゴ、動力面では乗客の快適さとパーソナライズをサポートすることに重点を置いたという、減衰力を最大化して快適性をサポートするアダプティブダンパー、そして車内では主力モデルである4人乗り仕様に搭載される48インチ・ウルトラワイドディスプレイを新型LMの“売り”として挙げていた。

会場に展示された新型LMは、ホワイトとブラックの計3台。インドネシアは日本と同様に左側通行のため、車両のハンドル位置も当然右側。左ハンドル仕様とはハンドル位置の違いのみでその他の装備等に違いはなさそうだが、右ハンドル仕様が公開されたことで日本で購入を検討している人々にとっても、より実用のイメージが湧くのではないだろうか。

レクサス LM350h 右ハンドル仕様(GAIKINDO インドネシア国際オートショー2023)レクサス LM350h 右ハンドル仕様(GAIKINDO インドネシア国際オートショー2023)

◆レクサスLMの注目ポイント

2代目となる新型LMは、トヨタの新型『アルファード』『ヴェルファイア』と車体を共有しながらも、よりショーファードリブンMPVとしてレクサスならではの高級感を実現し進化する。最もLMらしさを感じられるのはやはり室内だ。

最大7人乗車が可能な空間を持ちながらあえて4人乗りとした仕様では、後席前方に48インチ大型ワイドディスプレイを備えたパーティションが配置され、上部に昇降式スモークガラスを備えるものの運転席とは完全に分断される。オンラインによるビジネスミーティングやエンターテイメントなど多様なシーンに合わせた使い方が可能で、まさにビジネスクラスの趣だ。またディスプレイ下部には冷蔵庫や収納スペースを設けた。

レクサス LM350h 右ハンドル仕様(GAIKINDO インドネシア国際オートショー2023)レクサス LM350h 右ハンドル仕様(GAIKINDO インドネシア国際オートショー2023)

専用の独立シートは、オットマンの伸縮量を従来型より延長しつつ、パーティションとの距離を保つことで余裕のあるスペースを確保。アームレストとオットマンにもシートヒーターをレクサスで初採用。パーティション上部中央には、乗員と周辺温度を検知する後席専用の「温熱感IRマトリクスセンサー」を設定し、乗員の顔、胸、大腿、下腿の体の部位を4つに分け温熱感を推定することでエアコンやシートヒーターなどを一括コントロールし、車内を常に快適な温度に保つという。

アームレスト内に収まる格納式テーブルはタブレット端末やノートPCを操作できる十分なサイズとし、質感の向上や滑り止め/傷つき防止の機能性を持たせた表皮巻きの天板としている。センターにはスマートフォンのような、取り外しできる操作端末が2つ用意され、シート調整などさまざまな操作を手元でおこなうことが可能だ。

価格についてはインドネシアでの公式発表はなかったが、英国では8万9995ポンド(約1630万円)からとアナウンスされている。4人乗り仕様については2000万円を超える価格になるとみられており、日本でも同程度となることが見込まれる。

《宮崎壮人》

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