[カーオーディオ DIY]“取り付け穴”の開け方、コツは「ジグソーをドリフトさせる」

写真は市販のサブウーファーボックス(イースサウンドシステム・ASB-100L)だが、自作する場合でもこのように、サブウーファーの取り付け面に丸い取り付け穴を開ける必要がある。
写真は市販のサブウーファーボックス(イースサウンドシステム・ASB-100L)だが、自作する場合でもこのように、サブウーファーの取り付け面に丸い取り付け穴を開ける必要がある。全 1 枚

カーオーディオ機器を自分で取り付けてみたいと考えているドライバーに向けて、取り付け作業のコツをさまざま紹介している当コーナー。現在は、「サブウーファーボックス」の作り方のコツを解説している。今回は、サブウーファーの「取り付け穴」の開け方を紹介する。

さて前回の記事の中で、木材のカットを自分で行おうとする場合には、「ジグソー」と呼ばれる電動工具が役に立つと解説した。ただし、木材を正確にカットしようと思うなら、切り出しはホームセンターにて購入時にやってもらうのが確実だとも説明した。

とはいえ「サブウーファーボックス」を製作するにあたっては、サブウーファーユニットを取り付ける「バッフル面」に、取り付け穴を開けなければならない。それを行おうとするときにはやはり、「ジグソー」が役に立つ。「ジグソー」がなくても穴を開ける方法はあるものの、もっともお薦めなのはやはり「ジグソー」を使っての作業だ。

では、その手順を紹介していこう。まずはカタログ等を見て、使用するサブウーファーユニットの「取り付け穴寸法」を確認する。

次には「ユニットサブウーファー」の「バッフル面(取り付け面)」のセンターを出す。その方法は至って簡単だ。「バッフル面」の板に鉛筆等で対角線を引いてその交わった点がセンターだ。そうしたらコンパスを使って「取り付け穴寸法どおりに円を書こう。これにてカットする場所を決定できる。

そうしたら今度は、「ジグソー」の刃(ブレード)を入れるための穴を開ける。で、小さな穴を開けたいときには「電動ドリル」があると便利だ。それがなければ「キリ」等を使って穴を開けることになるが、今後木工作業も含めてDIYを楽しもうと思っているのなら、「電動ドリル」もあった方が良い。

なお「電動ドリル」で穴を開ける場所だが、コンパスで書いた円のギリギリを狙いすぎるのは危険だ。多少はマージンを取った方が良い。

そうして穴が開いたら、そこに「ジグソー」の刃を入れてコンパスで書いた線に沿って切り進めていこう。ちなみに「ジグソー」の刃にはさまざまな種類がある。ここでは木材用の、しかも曲線をカットするのに向いた刃を使いたい。

ちなみに、「ジグソー」にて丸い穴を開けようとするときには、「ジグゾー」本体の後部を外側にスライドさせるような意識を持って切り進めていくと上手くいきやすい。つまり、クルマの“ドリフト”のようなイメージだ。

ところで、「ジグソー」を使う場合には作業台」があった方が良いと前回の記事にて説明したが、コンパクトな「作業台」がさまざま市販されている。それらは天板が2枚ついていて、その間隔をある程度調節できるようになっているものもある。そのような「作業台」があると板に穴を開けるときにも役に立つ。参考にしてほしい。

今回は以上だ。次回以降も「サブウーファーボックス」の製作におけるコツを説明していく。乞うご期待。

《太田祥三》

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