日本の ハイラックスサーフ は?…米トヨタ 『4ランナー』2024年型は安全装備を充実

トヨタ 4ランナー
トヨタ 4ランナー全 5 枚

トヨタ自動車の米国部門は10月3日、SUV『4ランナー』(Toyota 4Runner)の2024年モデルを発表した。

2009年9月に発表された現行4ランナーは、5世代目モデルだ。先代モデルまでは、日本では『ハイラックスサーフ』として販売されていた。しかし、現行型から北米専用モデルとなり、日本では1984年の初代から4代25年間で、ハイラックスサーフが消滅している。

現行4ランナーは、高い悪路走破性や、乗用車と同等の快適性を維持しながら、力強いスタイル、パワフルかつ燃費のいいエンジン、ユーティリティなどを追求。堅牢なラダー(梯子型)フレームにボディを載せる手法は、現行型にも受け継がれた。

2024年モデルでは、「トヨタセーフティセンスP」を全車に標準装備した。歩行者検知機能付きプリクラッシュシステムをはじめ、ふらつき警告システム付きレーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビーム、全速度域対応のダイナミックレーダークルーズコントロールなどを搭載している。ブライドスポットモニターとリアクロストラフィックアラートも、全車に標準装備した。

搭載エンジンは、引き続き4.0リットルV型6気筒自然吸気ガソリンだ。最大出力は270hp、最大トルクは38.4kgmを引き出す。駆動方式は4WDと2WDを設定している。デュアル独立可変バルブタイミング(VVT-i)付きエンジンは、さまざまな走行条件下でエンジンのトルクを最適化する。全車で最大5000ポンドの牽引を可能にした。

「リミテッド」グレード専用のフルタイム4WDシステムは、ロック機能付きトルセンLSDを採用し、センターコンソールに3種類のモード切り替えスイッチを装備する。ほとんどの走行シーンにおいて、前後で40対60のトルク配分とし、スリップ状況に応じてトルク配分を変更する。さらに、コーナリング中に前輪がスリップした場合は、トルセンLSDが前後トルク配分を30対70に変更する。コーナリング中に後輪がスリップした場合には、この比率は53対47に変更される。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  3. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
  4. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  5. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る