コスモ石油、軽商用EV『ASF2.0』リースで脱炭素の取り組みを加速…ワンストップで導入可能なプランを提供

25年までの中経で軽商用EVの投入を具体化

EV導入のすべてをワンストップで行える「ゼロカボプラン」

軽商用EVとして使い勝手を隅々まで徹底追求した造り

東京・お台場の公道でASF2.0の走りを体感

「コスモ・ゼロカボプラン」の説明会にて。左からASF社の CTO 山下淳氏、コスモ石油マーケティング 次世代事業部長 大高敬世氏、モータージャーナリストの五味康隆氏、コスモ石油マーケティングの取締役常務執行役員の岡田正氏
「コスモ・ゼロカボプラン」の説明会にて。左からASF社の CTO 山下淳氏、コスモ石油マーケティング 次世代事業部長 大高敬世氏、モータージャーナリストの五味康隆氏、コスモ石油マーケティングの取締役常務執行役員の岡田正氏全 19 枚

コスモエネルギーホールディングスの子会社であるコスモ石油マーケティングは10月4日、5月に発表済みの「コスモ・ゼロカボプラン」説明会を実施。合わせて同プランで提供されている軽商用EV『ASF2.0』の公道試乗会も行った。

◆25年までの中経で軽商用EVの投入を具体化

説明会に先立ち、コスモ石油マーケティングで事業部長を務める大高敬世氏は、「脱炭素は決められたスクエアの中で限られた技術を埋めていくという単純な作業ではない。奥行きも縦も横もわからない無制限の中で終わりのない挑戦を続けている感じで発展途上ではあるが、コスモがやっていること、やろうとしていることに興味を持っていただけたら幸いだ」と挨拶した。

続いてコスモ石油マーケティングの取締役常務執行役員の岡田正氏が登壇。コスモ・ゼロカボプラン(以下、ゼロカボプラン)の概要について説明した。

岡田氏によると、コスモエネルギーグループでは2018年に打ち出した「第6次中期経営計画」で“Oil&New”との言葉を使い始めたが、そこで石油を大事にしつつ新しいことに踏み出すことを提唱。23年3月にその計画は無事に終了することができたという。そして、2023~25年に向けた「第7次中期経営計画」では、“Next Stage”としてこれまで仕込んできたものを一つずつ3年をかけて実装していくことを目標に掲げた。その一つが“BtoB”を主体とする軽商用EV『ASF2.0』の投入である。

コスモエネルギーグループが掲げる第7次中期経営計画

岡田氏はこれについて、「2030年に向けてやるべきは“未来を変えるエネルギー、社会を支えるエネルギー”を供給すること。これはグリーン電力かもしれないし、様々な違ったエネルギーかもしれない。そして、もう一つの使命が新しいモビリティサービスを提供することだ。それがユーザーにクリーンなエネルギー製品サービスを提供することで、これは気候変動に真剣に向き合うという意味でとても重要になる。我々自身の変革にもつながるのではないかと思っている」と説明した。

◆EV導入のすべてをワンストップで行える「ゼロカボプラン」

その基盤となるのが、コスモ石油が2010年から展開してきた「Myマイカーリース」事業で、これはすでに10万台を突破する規模のサービスとして成長している。国産すべての車種から選択でき、頭金なしで車検から税金、整備代に至るまですべてを含めたパッケージで提供されるものだ。しかも、それらの窓口は、ガソリンの給油で普段から馴染みのあるコスモ石油のガソリンスタンド。その手軽さはクルマのディーラーよりも上回り、その意味では使い勝手の良いサービスとしての評価がその実績につながっていると言えるだろう。


《会田肇》

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