レクサス『RC F』に「トラックエディション」、2024年型に設定…年内米国発売へ

カーボンファイバー製ボンネットや固定式リアウイング

Fチューンド・アダプティブ・バリアブル・サスペンション

最新の「レクサス・セーフティ・システム+2.5」

0~96km/h加速4.2秒で最高速は270km/h

レクサス RC F の「トラックエディション」(米国仕様)
レクサス RC F の「トラックエディション」(米国仕様)全 14 枚

レクサスは10月11日、高性能2ドアクーペの『RC F』(Lexus RC F)の2024年モデルを米国で発表した。現地ベース価格は6万8295ドル(約1020万円)で、年内に米国市場で発売される予定だ。


◆カーボンファイバー製ボンネットや固定式リアウイング

RC Fは、レクサスの2ドアクーペ、『RC』の頂点に位置する高性能グレードだ。最新モデルでは、パワートレイン、タイヤ、サスペンションなど、あらゆる点に改良を加え、常用域での軽快な走りと限界域における優れた操縦安定性を追求している。

2024年モデルには、「トラックエディション」を設定する。トラックエディションは、カーボンファイバー製ボンネットやルーフ、固定式リアウイング、ブラック&ブルーのアルカンターラ内装、ブレンボ製カーボンセラミックブレーキ、日立製ショックアブソーバーなどを標準装備した。

ボディカラーは3色を用意した。ウルトラホワイト、クラウドバーストグレー、キャビアから選択できる。

レクサス RC F の「トラックエディション」(米国仕様)レクサス RC F の「トラックエディション」(米国仕様)

◆Fチューンド・アダプティブ・バリアブル・サスペンション

2024年型のRC Fのベースモデルには、Fチューンド・アダプティブ・バリアブル・サスペンションと、ミシュラン製「パイロットスポーツ4S」タイヤを標準装備した。サイズは、フロントが255/35ZR19、リアが275/35ZR19だ。ブレンボ製ブレーキのキャリパーは、フロント6ピストン、リア4ピストンとした。

室内では、フロントにFのロゴ入り専用スポーツシートを装着する。このシートは、高いGがかかるドライビングシーンでのホールド性に加え、人間工学に基づいてデザインされており、体圧を最適に分散するよう設計されている。

コネクティビティの面では、マルチメディアシステムに直感的な操作が可能なタッチパネル式のディスプレイを装備した。これに伴い、インストルメントパネルアッパーのデザインを刷新した。サイドレジスターの形状をメーターや時計、エンジンスイッチなどと同様の丸型にすることで、統一したスポーティさを際立たせた。ブレーキホールド機能付きの電動パーキングブレーキを標準装備している。

レクサス RC F の「トラックエディション」(米国仕様)レクサス RC F の「トラックエディション」(米国仕様)

◆最新の「レクサス・セーフティ・システム+2.5」

「カーボンパッケージ」を用意した。その内容は、カーボンファイバー製ルーフ、リアバンパー、リップ&エアダムフロントスポイラー、フィンロッカー、ドアロアモールディング、格納式リアスポイラーだ。足元には、19インチのマットブラックアルミホイールに、フロント255/35ZR19、リア275/35ZR19サイズのミシュラン製パイロットスポーツ4 Sタイヤを組み合わせる。

カーボンファイバー製インテリアトリム、ヒーター&ベンチレーション付きレザーシート、ステアリングホイールヒーター、パワーチルト&テレスコピックステアリング、パーキングアシストも装備している。

2024年モデルには、最新の「レクサス・セーフティ・システム+2.5」が全車に標準装備された。歩行者検知機能付きプリクラッシュセーフティをはじめ、夜間の歩行者と昼間の自転車の検知機能、左折時交差点支援機能、ステアリングアシスト付きレーンディパーチャーアラート、インテリジェントハイビーム、全車速追従機能付きのダイナミックレーダークルーズコントロール、レーントレーシングアシスト、ロードサインアシストを採用している。

レクサス RC F(米国仕様)レクサス RC F(米国仕様)

◆0~96km/h加速4.2秒で最高速は270km/h

パワートレインには、2UR-GSE型5.0(4968cc)リットルV型8気筒ガソリン自然吸気エンジンを搭載する。自然吸気エンジンならではのリニアな加速フィーリングが特長になるという。

2024年モデルのエンジンのスペックは、北米仕様の場合、最大出力472hp/7100rpm、最大トルク54.6kgm/4800rpmを引き出す。8速AT「スポーツダイレクトシフト」は、シフトダウン時のレブマッチング機能とパドルシフトを備える。0~96km/h加速4.2秒、最高速270km/hの性能を可能にしている。

《森脇稔》

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