ソフトからハードまで8テーマ、ボッシュの幅広いソリューション…ジャパンモビリティショー2023で紹介予定

ボッシュ・ブースイメージ(ジャパンモビリティショー2023予定)
ボッシュ・ブースイメージ(ジャパンモビリティショー2023予定)全 4 枚

ボッシュは、10月25日から(一般公開は28日から)11月5日まで、東京ビッグサイトを中心に開催される「ジャパンモビリティショー2023(JMS 2023)」に、「Let's shape the new era of mobility, together.」をテーマに出展する。

自動車業界は現在、急激な変化を遂げており、未来の自動車は、ソフトウェアによって新しい機能が使えるようになるなど、ソフトウエア・ディファインド・ビークルが実現する新時代が近づいている。ボッシュは、先進運転支援システム、モーション、エネルギー、ボディ&コンフォート、インフォテインメントの5つの主要領域と、それを横断するソフトウェア、ハードウェア、そして半導体、プラットフォーム、サービスなど、モビリティに関する広範囲なテクノロジーとソリューションを提供している。

今回のJMS 2023では、ボッシュの幅広いソリューションを「モーション」「コンピューティング」「半導体」「サービス」「エネルギー」「ソリューション」「車載OSの実現(ETAS)」「ADAS」の8テーマに分けたプレゼンテーションで説明。さらに、それらを具現化した製品やサービスをブース内の展示カーで紹介する。

モーション
ボッシュのビークル モーション マネジメントは、3つの空間軸すべてに沿って車両の運動を制御し、ブレーキ、ステアリング、パワートレイン、シャシーシステムのアクチュエーターの可能性を活用する。この機能の一部である「ビークル ダイナミクス コントロール2.0」は、システムが積極的に「先を考える」ことを可能にするスマートな制御コンセプト。ビークルダイナミクスセンサーからの情報に基づいて、車両の動作を予測し、予測アクションを実行することで、安全性、敏捷性、利便性が向上する。

コンピューティング
車両エレクトロニクスも急速に変化している。ボッシュは、将来を見据えたE/Eアーキテクチャの開発をサポートするコンサルティングとハードウェアを提供。これらにより、車両そのもの、製品、技術ポートフォリオを超えて、大量のデータを最適に管理できるようになる。JMS 2023ではボッシュが車両エレクトロニクスの未来をどのように形作りつつあるかを紹介する。

半導体
ボッシュは半導体とセンサーの開発、生産、販売を行っており、エンジニアリングと生産の能力を継続的に拡大。高効率のEVパワートレイン・ソリューション用のシリコンカーバイドチップから、最も革新的な支援、安全性、駆動システム用のコンポーネントやセンサーに至るまで、あらゆる製品を提供している。JMS 2023ではボッシュの半導体で、車両エレクトロニクスをいかに再構築できるかを紹介する。

サービス
ボッシュは、安全・便利でエキサイティングなモビリティ体験のための車両ソフトウェアとサービスを提供している。JMS 2023では、自動バレーパーキング、RideCare、パーフェクトリーキーレス、コネクテッドマップサービスなど、自動運転とコネクテッドでパーソナライズされたモビリティの未来をどのように形作りつつあるのかを紹介する。

エネルギー
バッテリーのパフォーマンスを維持しながら、充電と電動パワートレインのシームレスなユーザーエクスペリエンスを提供する、ネットワーク化された便利なソリューションを披露。熱管理ソリューションと充電およびバッテリーサービスが、どのように電気自動車の可用性、性能、効率を向上させるかを紹介する。

ソリューション
ボッシュは、システム、ソフトウェア、サービスの全範囲をカバーし、駐車や充電アプリケーションなどの連携対象エコシステムとシームレスに調和するモビリティソリューションを提供している。今回は単なる車両を超えた機能とソリューションへと拡張される、ソフトウェア・デファインド・モビリティの可能性を紹介する。

車載OSの実現(ETAS)
ETASは車載ソフトウェアを開発するボッシュの子会社。効率的なソフトウェア開発に対するスケーラブルなアプローチは、自動化された品質重視のプロセスに基づいており、自動車メーカーによる独自のソフトウェア開発をサポートする。

ADAS
ボッシュは、個々のコンポーネントや機能からソフトウェアやサービスに至るまで、先進運転支援システム用の最先端のハードウェアとソフトウェアを提供している。JMS 2023ではボッシュの運転支援システムによって、運転や駐車をいかに新しいレベルのものにできるかを紹介する。

ジャパンモビリティショーは、従来の東京モーターショーにモビリティの枠を超えて他産業やスタートアップなど“新しい仲間”も加わり、装いを変えて開催するもの。主催は日本自動車工業会。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ベントレー史上最大のデザイン革命」初のコンセプトEVは、全長5m超えの3名乗りクーペ
  2. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  3. まさに水上のスポーツカー!ブラバスの「電動ジェットボード」登場、世界77台限定で340万円
  4. 公取委、ダンロップに行政処分 全天候型タイヤ「安売り阻止」疑い[新聞ウォッチ]
  5. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る