トヨタの燃料電池バスはディーゼル車を改造…パリ2024オリンピック・パラリンピックで活用

ディーゼル搭載車を改造したトヨタの燃料電池バス
ディーゼル搭載車を改造したトヨタの燃料電池バス全 5 枚

トヨタ自動車(Toyota)の欧州部門は10月19日、ディーゼルエンジン搭載のバスのパワートレインを、燃料電池のEVに改造した車両を、「パリ2024オリンピック・パラリンピック」の来場者の移動手段として活用すると発表した。

トヨタは、水素燃料電池モジュールをGCKに供給し、イタリアのイヴェコ(IVECO)製バス10台をゼロエミッションのEVに改造する。改造されたバスは、カーボンニュートラルな輸送サービスを提供するフランスのB.E.Green社が購入し、パリ2024オリンピック・パラリンピックの来場者の移動手段として活用する。

改造にあたって、バスの前部にあるディーゼルエンジンとトランスミッションは、出力370kWの電気モーター、バッテリー、トヨタの燃料電池モジュール「TFCM2-B」に置き換えられる。このアプローチとコラボレーションにより、トヨタは燃料電池モジュールの柔軟性と、従来の輸送手段をゼロエミッション車両に転換する可能性を実証するという。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』が日本導入…6月の新型車ランキング
  2. ダイハツ滋賀・大分工場、部品供給不足で稼働休止…7月8-11日
  3. トランプ関税に「ジタバタしない」姿勢のトヨタも、米国市場で7月1日から値上げ[新聞ウォッチ]
  4. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  5. 「クラシックmini」がレストモッドで蘇る! 限定生産で約1490万円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る