MINI クロスオーバー 新型、内燃エンジン車も登場…「JCW」は300馬力ターボ搭載

MINI ジョンクーパーワークス・カントリーマン ALL4 新型
MINI ジョンクーパーワークス・カントリーマン ALL4 新型全 14 枚

MINIは11月9日、小型SUV『カントリーマン』(日本名:MINI『クロスオーバー』に相当)の新型の高性能モデル「ジョンクーパーワークス(JCW)」を欧州で発表した。新型にはEVだけでなく、内燃エンジン車も設定される。

新型のパワートレインには、直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンを搭載する。デュアルドライブエグゾーストターボを採用し、ピストンやコネクティングロッド、エンジンマウントを改良。燃焼室への空気の流入を効率化するなどして、最大出力300hp、最大トルク40.8kgmを引き出す。駆動方式は4WDの「ALL4」だ。新型は0~100km/h加速5.4秒、最高速250km/h(リミッター作動)の性能を可能にしている。

チリレッドで塗装されたブレーキキャリパーを備えた高性能ブレーキシステムを装備した。エグゾーストフラップシステムにより、特長的なサウンドを発する。専用の「JCWサウンド・エクステンション」がエンジン始動音を高め、レーシングにインスパイアされたエンジンサウンドを奏でるという。

タイヤの直径は30mm拡大され、710mmに。タイヤ幅は245mmに拡大され、MINIらしいゴーカートフィーリングを追求した。19インチ、20インチのJCW専用ホイールは空力性能を重視した新デザインだ。

フロントに垂直リフレクターを備えたエアロダイナミクスエレメントを採用する。JCWシグネチャーモードの水平バーを備えた新設計のMINI LEDヘッドライトも装備した。ハイグロスブラック塗装の新デザインの八角形グリルには、新デザインの3色のJCWロゴをあしらう。

新デザインのCピラーを、モータースポーツにインスパイアされたチリレッドのコントラストルーフと組み合わせた。リアには、垂直デザインのJCWシグネチャーモードのテールライトを装備している。

コックピットは上部と下部に分割され、上部には縦型のドアハンドルと通風ダクトが設けられた。ダッシュボード、ドアパネル、JCWスポーツシートは、レッドとブラックの配色とした。ダッシュボードには、リサイクルされたポリエステルから作られたツートーンのテキスタイルが使用されている。

《森脇稔》

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