BMW 7シリーズ 新型、ハンズフリー走行が可能に…2024年春からドイツで

「BMWパーソナル・パイロットL3」を装着したBMW 7シリーズ 新型
「BMWパーソナル・パイロットL3」を装着したBMW 7シリーズ 新型全 8 枚

BMWは11月10日、大型サルーンの『7シリーズ』(BMW 7 Series)新型のドイツ仕様車に、SAEレベル3の自動運転を可能にする「BMWパーソナル・パイロットL3」を2024年春、オプション設定すると発表した。

BMWパーソナル・パイロットL3を装着すると、60km/hで走行中、ドライバーはステアリングホイールから手を離し、ハンズフリーで電子メールを送信したり、電話をかけたりすることができる。また、走行中にセンターディスプレイで映像コンテンツをストリーミングするなど、デジタルサービスを利用することもできる。

この機能は、ステアリングホイールのスイッチで作動する。ドライバー正面のディスプレイには、BMWパーソナル・パイロットL3が使用可能かどうかを示すマークが表示される。また、表示や音により、ドライバーが再び運転操作を引き継ぐ必要があることを知らせる。ドライバーの応答がない場合、車両は自動的に停止する。

正確なルートを表示するライブHDマップは、GPS位置情報と常に連動しており、360度センサーとも連動して、車両周辺の正確な位置を把握する。ライブHDマップは定期的なアップデートにより、常に最新の情報に更新される。強力なコンピュータープラットフォームやハードウェア、BMWクラウドへの5Gリンクアップなどの技術によって、安全性を確保している。

BMWパーソナル・パイロットL3が搭載された車両には、カメラに加えて、最新世代の超音波センサー、レーダーセンサー、高感度3Dライダーセンサーが装備された。これにより、車両周辺や道路状況をモニタリングする。

また、BMWは、SAEレベル2の自動運転を可能にする「ドライビング・アシスタント・プロフェッショナル・パッケージ」も、ドイツ向けの新型7シリーズにオプションで用意している。高速道路での渋滞時において、ドライバーの運転負荷を軽減し、安全に寄与する先進運転支援システム(ADAS)、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  2. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  3. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  4. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
  5. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る