イタリアに敬意、アルファロメオの小型SUV『トナーレ』に特別モデル…PHEVも選択可能

アルファロメオ・トナーレ の「トリビュート・イタリアーノ」
アルファロメオ・トナーレ の「トリビュート・イタリアーノ」全 10 枚

アルファロメオ(Alfa Romeo)は11月16日、小型SUV『トナーレ』に「トリビュート・イタリアーノ」を設定すると発表した。グローバル展開のスペシャルシリーズになる。

トリビュート・イタリアーノは、ブランドの原点に敬意を表し、イタリアのノウハウとアルファロメオのスポーティさを象徴する特別モデルだ。ブラックルーフのツートーンカラーやボディ同色のエアロパーツ、ドアミラーカバーのイタリア国旗が特長。トナーレのラインナップの最上位に位置し、イタリア国旗の3色をモチーフにしたボディカラーとして、ロッソ・アルファ、ヴェルデ・モントリオール、ビアンコ・アルファの3種類が用意される。

Vインサート付きフロントグリルはダークミロン仕上げ。20インチのアルミホイールに赤いブレンボ製ブレーキキャリパーを組み合わせる。トナーレでは初となるボディ同色に塗装されたロアボディキット、前後バンパーサイドインサート、ホイールアーチ、サイドスカートが装備された。マットダークミロンのスキッドプレートとサイド/フロントアクセント、アダプティブフルLEDマトリクスヘッドライトも採用する。

ブラックレザーのスポーツシートには、赤を基調としたパーフォレーションが施され、前席ヘッドレストにはトリビュート・イタリアーノのロゴが刺繍された。ダッシュボード、シート、ドアパネルには、赤いステッチが施される。さらに、アルファロメオのロゴ、アンビエント照明、アルミ製キックプレートを備えた新しいカーボンデザイン・ダッシュボードが装備されている。

パワートレインにはプラグインハイブリッド(PHEV)が選択できる。「Q4」とは、アルファロメオが伝統的に用いてきた称号で、4WDを意味する。このQ4の名前を付したPHEVシステムは、排気量1.3リットル直列4気筒ガソリンターボ「MultiAir」エンジン(最大出力180hp)が6速ATを介して前輪を駆動し、電気モーター(最大出力122hp、最大トルク25.5kgm)が後輪を駆動する。「Q4オールホイールドライブ」と呼ばれるPHEVシステム全体で、最大出力280hpを引き出し、0~100km/h加速6.2秒、最高速206km/hの性能を発揮する。

バッテリーは蓄電容量15.5kWhのリチウムイオンだ。EVモードの航続は、市街地サイクルで最大80km以上を確保した。エンジン併用の航続は600km以上に到達する。また、EVモードの最高速は135km/h。バッテリーの充電に関しては、出力7.4kWの急速充電器を利用した場合、フル充電までの時間は2時間30分、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. コメリが洗車グッズの新商品を発売、撥水力2倍のカーワックススプレーなど4アイテム
  2. <新連載>[車内エンタメ最新事情]音楽を聴く場合、スマホはどう繋ぐ? 便利なのは? 音が良いのは?
  3. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  4. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  5. 不適切利用47%、カメラ式駐車場管理システムで判明…熊野白浜リゾート空港
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る