[サウンド制御術・実践講座]ライト仕様の“イコライザー”で、サウンド制御を満喫!

カロッツェリア・DEH-4600
カロッツェリア・DEH-4600全 1 枚

カーオーディオでは、最終的なサウンドクオリティを「サウンドチューニング機能」を使いこなすことでも上げられる。当コーナーでは、そのやり方を解説している。今回は、簡易的な「イコライザー」の活用方法について解説していく。

さて、前回の記事にて説明したとおり、「イコライザー」とは周波数特性の凸凹をフラットに整える(音源に収められているサウンドどおりの聴こえ方にする)ための機能でもあるのだが、簡易的なタイプの「イコライザー」ではそのような使い方を実行し難い。

例えば、「5バンドタイプ」や「7バンドタイプ」というような「イコライザー」がそれに該当する。そうであると、「周波数特性の凸凹をフラットにする」という使い方よりも、「サウンドに味付けを加える」という使い方をメインにせざるを得なくなる。

で、そのような使い方をしようとするときのお薦めの実践法が1つある。それは「プリセットデータを発展させる」というものだ。「イコライザー」には大抵、「プリセットデータ」が搭載されている。例えば、カロッツェリアの1DINメインユニットである『DEH-4600』では「イコライザー」は「5バンドタイプ」なのだが、当機では何も設定されていない「FLAT」以外に、「SUPER BASS」、「POWERFUL」、「NATURAL」、「VOCAL」、「DYNAMIC」、「VIVID」という計6種類の「プリセットデータ」が登録ずみだ。

なのでまずは、それぞれがどのようなサウンドなのかをざっとひととおり聴いてみよう。そうしてその中でもっとも気に入った設定を1つ選ぼう。

そうしたら、それがどのような「イコライザーカーブ(設定状態)」となっているのかをスマホで写真に撮るなりメモするなりして、それと同様の状態を好みで設定できる画面にて復元してみよう。

続いては、「5バンドタイプ」の各バンドの中でもっとも大きく操作されているバンドについて、そのバンドだけをプラス・マイナスのゼロのところに戻したり、逆側に大きく設定したりしてみよう。そうすると、そのバンドを操作することでサウンドがどのように変化するのかを確認できる。そしてその際にはその「プリセットデータ」の名称も鑑みると、そのように設定する意図や効果のほどをつかみやすくなる。

このようにすると、「イコライザー」の操作のコツが徐々につかめてくるはずだ。ぜひともお試しを。

今回は以上だ。次回はこの方法の楽しみ方についてさらに深く説明していく。お楽しみに。

《太田祥三》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  3. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
  4. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  5. アルファロメオの新型コンパクトSUV『ジュニア』日本発売、ハイブリッド車が420万円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る