トヨタのEVミニバン、シトロエン『ベルランゴ』と兄弟…改良新型を2024年欧州発売へ

トヨタ・プロエースシティ・エレクトリック 改良新型
トヨタ・プロエースシティ・エレクトリック 改良新型全 10 枚

トヨタ自動車の欧州部門は、商用車の『プロエースシティ』(Toyota Proace City)の改良新型を2024年、欧州市場で発売すると発表した。EV版の「プロエースシティ・エレクトリック」も設定される。

写真:トヨタ・プロエースシティ・エレクトリック 改良新型

プロエースシティは、トヨタとステランティスの提携の成果となるOEMモデルだ。プロエースシティは、ステランティスの小型商用車、プジョー『パートナー』、シトロエン『ベルランゴ』、フィアット『ドブロ』と車台やエンジン、ボディの一部を共用している。このうち、ベルランゴとドブロは、日本市場にも導入されている。また、プロエースシティには、乗用ミニバン仕様の『プロエースシティ・バーソ』、そのEV版の『プロエースシティ・バーソ・エレクトリック』もラインナップされる。

プロエースシティのフロントマスクには、ステランティスの兄弟車とは異なり、トヨタ車らしい表情が採用された。改良新型では、フロントグリルやバンパーのデザインが変更され、表情を一新した。5名乗りのショートボディ(全長4400mm)と、7名乗りのロングボディ(全長4700mm)を設定する。荷室容量は最大で4.4立方m。ガソリンとディーゼルバージョンでは、最大1000kgの積載が可能。EVでは最大780 kgが積載できる。

EV版のプロエースシティ・エレクトリックには、最大出力136hpを発生するモーターを搭載する。バッテリーは蓄電容量が50kWhで、1回の充電での航続は最大330km(WLTPサイクル)に到達する。従来モデルより航続は50km、率にして約18%延びている。

バッテリーは、最大出力100kWでDC急速充電できる。これにより、約30分でバッテリー容量の80%まで充電することができる、としている。

《森脇稔》

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