[カーサウンドコンテストって何?]参加すれば、カーオーディオライフが一層充実!

2023年11月に開催された『まいど大阪 秋の車音祭』にエントリーしたオーディオカーの1台(製作ショップ:ルロワ<愛知県>)。
2023年11月に開催された『まいど大阪 秋の車音祭』にエントリーしたオーディオカーの1台(製作ショップ:ルロワ<愛知県>)。全 5 枚

当特集では、全国各地で開催されている「カーサウンドコンテスト」とは何なのか、その歴史、参加する利点、そして参加方法までを紹介してきた。今回はその最終回として、これまでの内容を総括する。当特集を読み興味が沸いたという貴方は、来年こそはぜひとも参加を♪

◆カーオーディオシステムの完成度が審査され、順位が決定!

最初に、「カーサウンドコンテスト」とはどのようなものなのかをおさらいしておきたい。これはすなわち、カーオーディオシステムの完成度を競う競技会だ。審査員がエントラントのクルマの音を1台1台聴いて審査を行い(審査には「課題曲」が設定される場合がほとんど)、順位が決定されることとなる。

ちなみに審査員を務めるのは、オーディオ評論家の方々やカーオーディオ・プロショップのインストーラーたちだ。で、1クラスが1人の審査員にて審査されることもあれば、複数の審査員によって審査されその合計点や平均点で順位が出されることもある。

なお、このように競技として成り立つ理由は以下のとおりだ。カーオーディオシステムの最終的なサウンドクオリティは、「製品力」「取り付け技術」「サウンドチューニング技術」、これらの総合力で決定される。

つまり、製品の組み合わせの妙、どう取り付けるか、どのようにチューニングするか、これらの出来の良し悪しが複合的に絡み合い、出音の質が変化する。やりようによって音が変わるがゆえに、その取り組みの良し悪しの比較が競技化できる、というわけだ。

2023年11月に開催された『まいど大阪 秋の車音祭』にエントリーしたオーディオカーの1台(製作ショップ:ルロワ<愛知県>)。2023年11月に開催された『まいど大阪 秋の車音祭』にエントリーしたオーディオカーの1台(製作ショップ:ルロワ<愛知県>)。

◆勝敗を競う醍醐味を味わえることに加えて、出来を省みられることも出場の意義!

次いでは、「カーサウンドコンテスト」に参加する意義を説明していく。

まずは、さまざまある“草スポーツ”の大会と同じように、勝ち負けを競うことの醍醐味が味わえることが意義となる。勝負の世界なので勝つこともあれば負けることもあり、場合によってはなかなか勝てないこともある。だからこそ、上位に入賞できたときには大きな達成感を満喫できる。

また、愛車のシステムの出来が良いのかそうでもないのかの確認ができることも、意義の1つだ。カーオーディオは基本的に1人で楽しむ趣味という性格が色濃く、なので自分で満足できる音になっていればそれで良い。しかし、コストと手間を注いでシステムを作り上げる以上、他と比べて見劣りする音であるならば残念だ。「カーサウンドコンテスト」に出場すれば、人からの評価が得られてそこのところを確認できる。

そしてさまざまなクルマの音を聴けることも意義となる。いろいろなシステムの音を聴けば、自分自身でも愛車の音がどうなのかを省みられる。ここも、出場することの意義の1つとなってくる。

2023年11月に開催された『まいど大阪 秋の車音祭』にエントリーしたオーディオカーの1台(製作ショップ:ルロワ<愛知県>)。2023年11月に開催された『まいど大阪 秋の車音祭』にエントリーしたオーディオカーの1台(製作ショップ:ルロワ<愛知県>)。

◆ギャラリーとして参加しても、得られる意義は多々! まずは1度、覗いてみるベシ!

ギャラリーとして参加することにも意義がある。それはズバリ、「製品選びに役立つこと」だ。買うべき製品は、実際に音を聴いて選びたい。好みの音がするかどうかがもっとも重要だからだ。しかしカーオーディオ製品は基本的にクルマに取り付けて初めてオーディオ機器として完成することもあり、店頭で試聴できる機材の数は限定的だ。

しかし「カーサウンドコンテスト」の会場に行けば、さまざまな製品の音を聴ける。メーカーやディストリビューターのデモカーが、さまざま来場するケースが多いがゆえだ。つまり「カーサウンドコンテスト」は、試聴会イベントという側面も持っている。

そしてショップのデモカーの音が聴ける場合も多い。つまりは、ショップ探しの場ともなる。

ところで「カーサウンドコンテスト」は、同じ趣味を楽しむ者同士の交流の場ともなっている。カーオーディオは普段は1人で楽しむものであるので、孤独な趣味となりがちだ。しかし大会に出ると一気に仲間が増える。実際、そこのところを楽しむために参加しているエントラントも多くいる。

「カーサウンドコンテスト」に1度足を運んでみると、新しい扉が開けるはずだ。まずは覗いてみることから始めてみよう。貴方も、ぜひ。

《太田祥三》

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