関西電力は19日、和歌山発電所の建設計画を中止し、計画予定地の新たな活用に向けた取組みを進めることを発表した。
1990年代、電力需要の大幅な伸びに対応すべく、関西電力は和歌山発電所の建設計画を進めていた。しかし、その後の需要低迷などの要因により、2004年から工事を中断していた。今般、電気事業を取り巻く事業環境を踏まえ、建設計画を推進できる見通しが得られないと判断し、計画の中止を決定した。
計画予定地については、2026年度を目途に、一部を企業誘致エリアに整備する方針だ。関係行政や関係者と連携しながら、様々な業種が集う企業の集積地となるよう、企業誘致に取り組んでいく。