最後のガソリンMINI、MTも廃止か…「JCWコンバーチブル」次期型をスクープ

MINI JCWコンバーチブル 次世代型プロトタイプ(スクープ写真)
MINI JCWコンバーチブル 次世代型プロトタイプ(スクープ写真)全 8 枚

MINIのオープンモデル『コンバーチブル』の最上位モデルとなる『MINI JCWコンバーチブル』(ジョンクーパーワークス)次世代型プロトタイプをカメラが捉えた。先日のハッチバックに続くスクープだ。

これまでフルエレクトリック(BEV)化へのつなぎとなる大幅改良と噂されていたこのプロトタイプが、実は次世代型プロトタイプであることがわかった。

ドイツ市街地で捉えたプロトタイプのフロントエンドは、ボンネット開口部に跨る大型エアインテークが上下二分割に新設計され、それぞれ複数のエアインテークが配置されている。ほかにもフロントスプリッター、分厚いサイドスカートを装備し、後部では中央から出る円形のエキゾーストパイプを備えたリアディフューザーも確認できる。

MINI JCWコンバーチブル 次世代型プロトタイプ(スクープ写真)MINI JCWコンバーチブル 次世代型プロトタイプ(スクープ写真)

MINIは今年初めに、ハッチバックの新世代を発表。市場に応じてガソリン車(ICE)とBEVが提供されるが、まだガソリン車の詳細を明らかにしていない。しかし、今回捉えたプロトタイプからは、エンジンを搭載する高性能モデル「JCW」次世代型が開発中であることがわかる。

MINIは「2025年に最後のエンジン車を発売する」としてEVブランドへ生まれ変わることを宣言しており、今回スクープした「MINI JCWコンバーチブル」は、そのガソリンエンジンを搭載した最後のオープンパフォーマンスモデルとなる。

ガソリンエンジン搭載モデルのプラットフォームについては、EV向けの「FAAR」プラットフォームではなく、現在のUKL1プラットフォームを大幅にアップデートし採用する。

MINI JCWコンバーチブル 次世代型プロトタイプ(スクープ写真)MINI JCWコンバーチブル 次世代型プロトタイプ(スクープ写真)

標準モデルのパワートレインは、最高出力136psを発揮する1.5リットル直列3気筒エンジン、最高出力192psを発揮する2.0リットル直列4気筒エンジンをラインアップ。JCWでは最高出力231psを発揮するが、新型ではマイルドハイブリッドアシストを獲得、最高出力は245ps程度まで高められると予想される。

MINI JCWコンバーチブルのワールドプレミアは2024年内。コンバーチブルに関しては、少なくとも当初はガソリン車のみとなるが、状況が変わる可能性もあるだろう。また、マニュアルトランスミッションは廃止される方向で、オートマチックトランスミッションのみに。駆動方式は前輪駆動となる。

《APOLLO NEWS SERVICE》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「戻せばOK」は通用しない! 現代チューニングの合法ルールとは~カスタムHOW TO~
  2. 日産がエルグランドなど新型4車種投入へ…NISSAN START AGAIN
  3. 「通勤とか買い物にちょうどよさそう」オシャレ系特定小型原付『ウォンキー』にSNSでは反響
  4. ショッピングセンターに320台の名車・旧車が大集結…第5回昭和平成オールドカー展示会
  5. ハーレーダビッドソン、横浜で交通安全パレード開催へ 先頭ライダーは魔裟斗
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. AI家電を車内に搭載!? 日本導入予定の新型EV『PV5』が大胆なコンセプトカーに
  2. 【学生向け】人とくるまのテクノロジー展 2025 学生向けブース訪問ツアーを開催…トヨタ、ホンダ、矢崎総業、マーレのブースを訪問
  3. EVシフトの大減速、COP消滅の危機…2024年を振り返りこの先を考える 【池田直渡の着眼大局】
  4. 住友ゴム、タイヤ製造に水素活用…年間1000トンのCO2削減へ
  5. トヨタ「GRファクトリー」の意味…モータースポーツのクルマづくりを生産現場で実現【池田直渡の着眼大局】
ランキングをもっと見る