ブレンボ、2023年モータースポーツ世界選手権で70勝、F1で500勝突破

ブレンボ、2023年モータースポーツ世界選手権で70勝、F1で500勝突破
ブレンボ、2023年モータースポーツ世界選手権で70勝、F1で500勝突破全 6 枚

ブレーキシステムの開発・製造におけるグローバルリーダーのブレンボは、2023年に開催されたモータースポーツ世界選手権において計70の勝利に貢献し、有終の美を飾ったと発表した。

オラクル・レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン選手は、F1ドライバーズチャンピオン3連覇を達成。その影にはブレンボのブレーキキャリパーが存在。ドゥカティ・レノボチームに所属し、ペッコの愛称で知られるフランチェスコ・バニャイア選手は、2022年に続いてMotoGPチャンピオンの座を獲得。ブレンボのフルブレーキシステムとブレンボグループの一員であるマルゲジーニのホイールがマシンに使われていた。

ブレンボは、フォーミュラE世界選手権の全参戦チームにブレーキシステムを供給。Moto2では、レッドブル・KTM・アジョチームに起用されたペドロ・アコスタ選手が、ブレンボのキャリパーとポンプを採用したマシンで勝利し、Moto3では、レオパード・レーシングのジャウメ・マシア選手が、ブレンボのキャリパー、ディスク、ポンプを採用したマシンで王座を獲した。

ブレンボ、2023年モータースポーツ世界選手権で70勝、F1で500勝突破ブレンボ、2023年モータースポーツ世界選手権で70勝、F1で500勝突破

2023年にF1グランプリレースでブレンボが支えた勝利は500を突破。今年開催されたグランプリレース全22戦で、ブレンボグループのコンポーネントが搭載されたマシンが優勝。同社がF1デビューを果たした1975年から現在までに開催されたグランプリレース851戦のうち507戦において、ベルガモ(イタリア)を本拠地とするブレンボが勝利チームを支えているとしている。

モーターサイクルレースでは、ブレンボがMotoGPを席巻し続け、Moto2、Moto3 、WorldSBKシリーズにおいてマルゲジーニとともに新たな成功を収めた。プレミアクラス(旧500ccクラスと現MotoGPクラス)では、ブレンボが参戦チームへのブレーキシステムの供給を開始した1978年から通算で572の勝利に貢献。

ブレンボ、2023年モータースポーツ世界選手権で70勝、F1で500勝突破ブレンボ、2023年モータースポーツ世界選手権で70勝、F1で500勝突破

2023年はeモータースポーツ界でも記録を残し、FIA フォーミュラE世界選手権のGen3フォーミュラEシングルシーター フル電動マシン22台すべてについて、ブレンボは5シーズン連続で独占サプライヤーを務めた。

これらのほかにも、FIA 世界耐久選手権(WEC)、GT選手権、IMSA スポーツカー選手権、FIMロードレース世界耐久選手権(EWC)、NASCARカップ、FIMモトクロス世界選手権(MXGP)、FIM エンデューロ世界選手権、FIM トライアル世界選手権、FIA F2選手権、FIA F3選手権、FIA 世界ラリー選手権(WRC)、スーパーフォーミュラ選手権、MotoAmerica(モトアメリカ)、ポルシェ・スーパーカップなど、ブレンボのコンポーネントが採用されたマシンが参戦したレースは、数えきれない。この功績が1975年以降全カテゴリーで通算600を超える世界タイトルの獲得につながっているとしている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』が日本導入…6月の新型車ランキング
  2. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
  3. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  4. トヨタ車体、『アルファード』『ヴェルファイア』をトヨタ自動車に生産移管、いなべ工場は商用車専用に
  5. トヨタ RAV4 新型の競合は? 価格帯別にライバルを予想する
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る