タイヤ脱落事故が増加、国交省が啓発

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国土交通省タイヤ脱落事故について、「車に関わる全ての皆様へ」注意を喚起している。

近年、大型車のタイヤ脱落事故が増加傾向にあり、これまでも国交省では事故防止に向けた取組みを進めてきた。しかし、2023年度の事故件数は11月末時点で前年度とほぼ同じとなり、冬季を迎えるにあたり、大型車だけでなく自家用車のタイヤ脱落による重大事故も発生しているという。

このような状況を受け、国交省は再度、タイヤ脱落事故の危険性を認識してもらうための啓発活動を行なう。適切な脱着作業や増し締めを実施し、タイヤ脱着後や運転前には必ずタイヤの確認作業を行なうよう推奨する。

国交省による調査・分析によると、脱落事故の63%が「冬用タイヤ等交換後」に発生していることから、タイヤ脱着作業後・運転前のチェックが重大事故を防ぐ可能性があることが示唆されている。

◆車輪脱落事故の発生原因

国交省では、タイヤ脱落事故の主は発生原因は、タイヤ交換時の作業不備とタイヤ交換後の保守管理の不備の2つの要因と推定している。

●要因:タイヤ交換時の作業不備

(1)規定の締付トルクで締め付けられていない。
(2)ホイール・ボルト、ホイール・ナット及びホイールの錆、ゴミの確認、清掃が不十分

●要因:タイヤ交換後の保守管理の不備

(1)増し締めが行われていない
(2)日常点検・定期点検時のホイール・ボルトの緩みの点検が不十分
(3)規定の締付トルクで増し締めがされていない
(4)増し締めの実施時期(距離)が遅い

《レスポンス編集部》

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