アバルト史上最強の240馬力、フィアット『600』ベースで開発中…プロトタイプの写真

フィアット 600 をベースにした新型アバルトモデルのプロトタイプ
フィアット 600 をベースにした新型アバルトモデルのプロトタイプ全 10 枚

アバルト(Abarth)は1月11日、フィアットの新型コンパクト電動SUV、フィアット 『600』をベースにした新型アバルトモデルのプロトタイプの写真を公開した。

写真:フィアット 600 をベースにした新型アバルトモデルのプロトタイプ

同車は、アバルトとステランティス・モータースポーツが共同で開発を進めている。モーターのチューニングにより、最大出力は240hpを獲得する予定だ。史上最強のアバルトの誕生により、EVの世界に新たなスタンダードを打ち立てることを目指している。

アバルトとステランティス・モータースポーツは、ひとつひとつの技術を分析、改良、チューニング。ハンドリング、ダイナミックさ、安定性を確保しながら、あらゆるコンディションで優れたレーシングダイナミクスを実現するために、専用のセットアップを施した高性能パワートレインとサスペンションを開発した。さらに、新型アバルトには、EVパワートレインに合わせて開発され、そのダイナミックな特性に合う専用のLSDが装備される。

新型アバルトには、240hpのモーターと先進のブレーキシステムが搭載される。より優れた放熱性と耐フェード性を実現する大径のブレーキディスクにより、パワーと安定性を向上させているという。

世界最高峰のEVレース「フォーミュラE」参戦のノウハウから開発された新しいタイヤは、航続と静粛性を損なうことなく最大のグリップを確保する。また、ポリウレタンのインサートにより、遮音性も体感ノイズレベルで20%低減している。

室内には、レーシングエルゴノミクスを採用したシートによって、ハードな走行時でも快適な乗り心地を追求する。体のそれぞれの部位を最適にサポートする4つの異なるフォームで構成された高性能シートは、屈曲部を包み込むような形状が特長で、横方向のサポートを重視した、としている。

《森脇稔》

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