通信型ドラレコで道路工事を検知…JVCケンウッドがオートモーティブワールド2024に展示予定

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JVCケンウッドの通信型ドライブレコーダーが、NTTコミュニケーションズの「AI道路工事検知ソリューション(仮称)」に採用された。タクシーやバスに設置されたドライブレコーダーから得られる映像や位置情報を活用し、道路工事現場を検知するソリューションだ。

ガスや電気、通信などのインフラ事業者は、道路下に埋設された設備が破損することのないよう、事前に把握できていない工事が行なわれていないか、車でパトロールしている。パトロールには、作業者の人件費や車両走行に必要な燃料費・車両維持費にコストがかかり、作業者を確保することが難しいという課題がある。

「モビスキャ」を活用した「AI道路工事検知ソリューション(仮称)」で街中の映像を解析することで、実際の街中を走行して目視確認していた作業を代替できるという。

●AI道路工事検知ソリューションの概要

採用されたドライブレコーダーは新型の通信型ドライブレコーダー『STZ-DR20J』だ。JVCケンウッド独自の映像・光学技術を活かし、高画質な映像を提供するという。さらに、高性能なSoCを搭載し、従来以上のAI映像処理が可能となった。これにより、車両の位置情報や映像をリアルタイムで管理者に送信できる。

NTTコミュニケーションズが開発したこのソリューションは、エッジAI映像処理により、道路工事現場と思われる映像や位置情報を取得し、「モビスキャ」にアップロード。映像解析を通じて、ガス管損傷のリスクがある工事現場を検知する。これにより、インフラ保全の効率化とコスト削減をめざす。

●エッジAIシステム開発の支援

JVCケンウッドは、エッジAIシステムの開発を支援し、短期間でのシステム構築を低コストで実現する。顧客は迅速にシステムを導入し、業務の効率化を図ることができる。

JVCケンウッド「第16回オートモーティブワールド」(オートモーティブワールド2024)において、新型ドライブレコーダーのSTZ-DR20Jを初展示し、AI道路工事検知ソリューションの活用事例を紹介する予定だ。

《レスポンス編集部》

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