「Eクラス」史上初のワゴン“S124”登場は、クーペよりも後だった【懐かしのカーカタログ】

メルセデス・ベンツE(ミディアム)クラス・ステーションワゴン
メルセデス・ベンツE(ミディアム)クラス・ステーションワゴン全 9 枚

1985年に本国で登場した“W124”。当初はコンパクトの『190シリーズ』に対してミディアムと呼ばれ、後に『Eクラス』となり今に続く。そのなかで、最初のステーションワゴンとして登場したのがこの“S124”だ。

【画像全9枚】

今から思えば意外だが、S124の設定は、87年にクーペのC124が登場後、さらにその翌年の88年のことだった。

メルセデス・ベンツE(ミディアム)クラス・ステーションワゴンメルセデス・ベンツE(ミディアム)クラス・ステーションワゴン

日本仕様はまず4気筒・2297cc搭載の「230TE」から登場。翌89年には6気筒・2960ccを搭載した4WDの「300TE 4MATIC」、さらに、いわゆる“サッコプレート”付きの外観に改められてからは6気筒・2996ccの「E300 TURBO DIESEL」 (左ハンドル)、4気筒DOHC・2198ccの「220TE」や6気筒DOHC・3199ccの「320TE」などが設定されている。

メルセデス・ベンツE(ミディアム)クラス・ステーションワゴンメルセデス・ベンツE(ミディアム)クラス・ステーションワゴン

クルマそのものは、正統派セダンだったW124の実直さに、さらに実用性の高さをプラスしたもの。ホイールベースはセダンと同じ2800mmながら、リヤのオーバーハングを25mmだけ伸ばし、ラゲッジルームを確保した。

メルセデス・ベンツE(ミディアム)クラス・ステーションワゴンメルセデス・ベンツE(ミディアム)クラス・ステーションワゴン

カタログには図面にはサイズの記載があり、見ると、通常の状態での前後方向は1250mm、後席座面を前にハネ上げた状態では1793mm、床面から天井までの高さは864mmなどと記されているほか、フロントシート(助手席)を倒すことで前後長2900mmまで拡張可能とも記されている。

メルセデス・ベンツE(ミディアム)クラス・ステーションワゴンメルセデス・ベンツE(ミディアム)クラス・ステーションワゴン

それとラゲッジルームのフロアに格納されたベンチシートも魅力のひとつだった。後ろ向きで+2名の乗車(定員7名)を可能にし、まさにステーションワゴンならではのマルチユースを実現していた。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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