<新連載>[音のプロが推す“超納得”スタートプラン]コスパ高く良音を獲得できる、お手軽スピーカー交換プランを紹介!

グラウンドゼロ・GZIC 165.2SPL
グラウンドゼロ・GZIC 165.2SPL全 5 枚

運転中にはいつも音楽を聴いているというドライバーなら、その音楽を今よりもっと良い音で楽しみたいと思ったことが1度や2度はあるはずだ。しかし、「そのやり方が分からない……」と頭を悩ませてはいないだろうか。当連載では、その具体的な方法を紹介している。

【画像全5枚】

今回は、福岡県粕屋町にて店舗を構える有名店『エモーション』の橋本さんに、リーズナブルかつ良質なスピーカーを手頃に取り付けるプランを教えてもらった。さて、その内容とは……。

◆クラスを超えたサウンドが聴ける、ハイ・コストパフォーマンススピーカーがある!?

早速『エモーション』の橋本さんに、お薦めの“低価格スピーカー”があるかどうかを訊いてみた。

「ありますよ。“グラウンドゼロ”の『GZIC 165.2SPL』(税抜価格:2万5000円)というモデルがあり、リーズナブルなスピーカーをお探しのお客様からの高い支持率を得ています。

というのも当機は、クラスを超えたサウンドを楽しめるんです。デモボードで3万円から4万円クラスのモデルと聴き比べていただくと、多くの方がこちらを選ばれます。なのでこれより少し高いスピーカーが、ほとんど売れなくなってしまいました(笑)。

ちなみにスピーカーやパワーアンプは普通、価格と性能がある程度比例します。投じられた物量の差が、そのまま音に現れるからです。でもまれに、価格を超えたモデルが5年に1つくらいのペースで出現します。設計者の腕も性能への影響が大きく、その部分で物量をカバーするモデルが極たまに登場するんですよ。

当機がまさしくそれです。当機の場合は廉価であることがコンセプトですから、何1つ良いパーツは使われていません。フレームは鉄製で磁気回路の作りも部品もチープです。しかし工夫が凝らされている。それにより音質性能が高められているんです」

グラウンドゼロ・GZIC 165.2SPLグラウンドゼロ・GZIC 165.2SPL

◆振動板に切り込みを入れ、取り付け奥行き寸法をギリギリまで稼ぎ、高音質化を実現!

「具体的にはどんな工夫が盛り込まれているのかというと、まず振動板に切り込みが入れられているんですね。これにより、振動板素材自体は安価でありながらも分割共振が起きにくくなっています。また取付奥行き寸法を汎用性が保たれるギリギリのところまで厚くして(68mm)、振動板のストローク量を稼いでいます。結果、しっかり低音が鳴らせるんですよ。この2点が実に音に効いています」

続いてはこれの、手軽な取り付け法について教えてもらった。

「当店では、当機をお手軽な方法で取り付ける『リーズナブルプラン』というセットプランをご用意しています。当プランは、6万2700円(税込)にてご提供しています。この価格の中に、製品代、取り付け用部材代、そして必要最低限の“防振(デッドニング)”作業を含む取り付け費用までを含めてあります。

当プランの詳しい内容は以下のとおりです。まずドアスピーカーを取り付ける際に不可欠な“インナーバッフル”には、カロッツェリアの木製の既製品を使います。ただしスピーカーの取付穴口径が大きめなので車種によっては内径を少々削ることになりますが、ワンオフするよりは相応にコストダウンを図れます」

グラウンドゼロ・GZIC 165.2SPLグラウンドゼロ・GZIC 165.2SPL

◆必要な作業のみを確実に実行し、費用は抑えつつも最大限良い音を実現!

「そして“防振”は、スピーカーの周囲(約30cm四方)に重点的に施行します。もっと手厚くできた方が良いのは確かなのですが、ご予算を抑えたいということでしたらこのやり方をお薦めしています。制振材をしっかり密着させることが重要で、その手間を惜しまなければ一定の効果を発揮できます。

またスピーカーの真裏には拡散材を貼り付けます。そうする目的は次のとおりです。スピーカーから外鉄板までは大体15cmほどの距離が空きますが、その長さの4倍程度の波長の音が定在波となりキャンセリングされてしまうんです。周波数でいうと400Hzから500Hzくらいの音が消えてしまいます。しかし拡散材を貼ればその現象の発生を防げます。ですので、この工程もマストだと考えています。

さらには、スピーカーの取り付けフレームの周囲に遮音のためのスポンジを貼る作業も欠かせません。スピーカーの表側から放たれる音が内張りパネル内に入り込むと、その音がパネルを透過して前面に回り込む過程で逆相化し表側の音との打ち消し合いを起こします。でも遮音材を貼ればそれを防げます。

ちなみに当店では当作業を、レコーディングスタジオで使われている特殊なスポンジを用いて実行しています。部材も厳選していますから。なおこれと類似する部材をホームセンターでも入手可能です。“ゴムスポ”という部材がありますので、ご興味があれば試していただきたいですね。

お近くでしたらお気軽にお越しください。さまざまなご提案をさせていただけると思います。お待ちしています」

《太田祥三》

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