ポルシェ『911』改良版「992.2世代」登場間近か、NAエンジン復活どうなる?

ポルシェ 911 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)
ポルシェ 911 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)全 27 枚

ポルシェ『911』の改良モデル「992.2」世代が開発終盤を迎えている。スクープ班はこれまで、『911 GTS』、『911タルガ』、『911 GT3』を激写してきたが、今回のスクープは「911カレラクーペ」だ。意外にもスタンダードモデルを捉えることができたのは初めてのこと。

【画像全27枚】

厳冬のスカンジナビアで捉えた911カレラクーペのプロトタイプは、カモフラージュもほぼなく、最終デザインが見えている。フロントエンドでは、気流と風の抵抗を制御するため、コーナーエアインテークに縦基調のアクティブスラットを装備している。またヘッドライトには、新設計されたグラフィックを採用、インジケーターも統合されている。

リアエンドには、よりスリムになったLEDテールライトを装備。デュアルエキゾーストパイプは中央に移動され、リフレッシュされたバンパーに統合されている。もちろんディフューザーも改良され、リアウィンドウの下には改良された通気口が初めて確認できた。

コックピットは大きく変化する。アナログのタコメーターはついに姿を消し、フルデジタル化されたインストルメントクラスターが搭載されることになる。

最大の注目は、992.2世代で自然吸気4.0リットル水平対向6気筒エンジンが搭載されるかという点だ。最新情報によるとその可能性はかなり濃厚だという。911はもともとベースモデルでは自然吸気を採用していたが、CO2削減などの理由から991世代の後期型以降ターボチャージャー付きに変更されていた。復活すれば大きな話題となりそうだ。

ポルシェは、『918』以来のパフォーマンスハイブリッドパワートレイン(電動ブーストツインターボ6)も開発中で、遅くとも992.2世代の2年後、2026年に発売予定の最上級「GT2 RS」に搭載される。911シリーズにも展開されていくはずだ。

992.2世代のワールドプレミアは、今後数週間以内の可能性もありそうだ。

《APOLLO NEWS SERVICE》

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